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2009年8月 7日 (金)

チャドのノマド音楽

アラブ人がやってくる前のサハラの先住民は、ベルベルとテダとされているようなので、是非ともテダのビデオをと思っていましたが、はっきりそれと分かるのがなかなか見つかりません。先月21日に書いたように、テダはナイル・サハラ諸語に属する部族で、チャドに住む黒人系の人々。チャドはぎりぎりサハラ系の方でしょうか。スーダンに入るとナイル系(スーダン系とも言われるようです)ということになるようです。遠くはケニアのマサイ族なども入りますが、レニ・リーフェンシュタールのレスラー写真で有名なスーダンのヌバ族もこのグループに入るようです。イスラームを受け入れてない農耕民族は、随分プリミティヴだなと漠然と思いました。ヌバもyoutubeがありますので、また後日アップする予定です。一方昨日2本目にアップしたトゥブもテダに近い部族ではと思います。そこで今日は両方で探してみました。ベルベルとは一風異なるサハラのノマド(遊牧民)たちの生き生きした姿と、歌声や打楽器が素晴らしいです。

chiri tchad-terefi

最初の2本は、一応Tedaで検索して出てきたビデオ。低音の豊かな太鼓には、この辺独特の風情があります。

awa au klait tchad-terefi

女性の歌もどこか独特。こちらもテダだと良いのですが。

TCHAD ET CULTURE TOUBOU ( GA EN GENERAL) REALISEE PAR ABDALLAH CHIDI DJORKODEI

こちらは昨日のToubou族の続編映像。被り物をしてないとやっぱり黒人だなとはっきり分ります。それにこのトーキング・ドラムのような強烈な連打で一気に南方的な印象です。

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