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2009年9月 5日 (土)

スーダンのディーヴァ Afia Hassan

先日youtubeのお薦めで上がってきて知った女性歌手ですが、かなり良かったので、今日はスーダンのカテゴリーを作ってみました。この国は広大で、あの強烈なヌバのレスリング(4ADのRemaRemaのジャケットで初めて知りましたが)があるかと思えば、河内音頭と聞き間違えそうなアリ・ハッサン・クバーンなどのヌビアの歌、ハムザ・エル・ディンの古典的な演奏など、民族文化は実にヴァラエティに富んでいます。今後色々アップしてみようと思います。
そして今日のアーフィア・ハッサンの歌声。コブシ回しはアラブ歌謡的ですが、伴奏陣はヌバ族かと思うほど色の黒い黒人が中心。音階はヌビア歌謡とも似た五音音階で、日本人ならどこか懐かしい感じを覚えるはず。可憐な美貌のアーフィア・ハッサンの面立ちは、アラブをベースに黒人も若干混じっているように見えます。そう言えば、クレオパトラも地中海系(ギリシア人かセム系?)と北アフリカの血が混じった人だったとか。北アフリカの黒人やハム系民族と、アラブなどのセム系民族との混血は、我々が想像する以上に歴史が長いようです。
この女性歌手の音源ですが、今の所見た記憶がないです。こんな魅力的な歌手の音源がないなんてもったいないと思ってしまいますが、最近の歌手の音源は最初からCDになっていないことも多いようで、例えば前に北コーカサスの時に取り上げたチェチェン・ポップスのMakka Sagaipovaなどもダウンロードかyoutubeがほとんど。音盤も出てはいるようですが、現地ではVCDかCDRで流通していることが多いようです(ロシア盤はあったかも知れません)。このようにテクノロジーの進化と共に、最近のマージナルな音楽の状況もどんどん変りつつあるようです。

さて、HPに告知してあります通り、明日6日から8日まで、所用で久々に上京するため、当ブログもお休みします。今日はサハラからちょっと趣向を変えて東に振ってみました。遅れてしまっているカタログですが、戻り次第大急ぎで出す予定です。大変申し訳ございませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

Afia Hassan - Ya Haneen

Sudan music

Sweet young Sudanese girl sings good tune ash--ash--ash

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