ダヴィデの竪琴系 エチオピア編
「ダヴィデの竪琴」系楽器を辿って少し南下してみます。今日はスーダンの南東隣エチオピア。今回エチオピアのカテゴリーで一本上げておきますが、音楽的に見て重要な国ですので、いずれまた訪れる予定。
今日の映像は仏Budaの名物シリーズEthiopiquesの第16集に収録されていた女性歌手Asenakech Werkuのもの。 以下CDの紹介文~Lady with Krarの副題の通り、エチオピアの美人女優として活動したウェルクの竪琴クラルの弾き語り集。歌、演奏とも実に巧みな技術の持ち主。1974年と76年リリースのLPからの22曲。アフリカの音楽に生き続けるダヴィデの竪琴系列の楽器。
ダヴィデやソロモンの頃には竪琴を手に詩篇(ヘブライ語でテヒリーム)などが詠まれたようです。彼ら古代イスラエル民族の末裔である現在のユダヤ人の音楽自体には「ダヴィデの竪琴」は残っていないようですが、パレスティナの地からナイルに沿って南下する方向に住む色々な民族に同種の楽器が伝わっているのが不思議です。この楽器、当時のオリエント世界の流行だったのかも知れません。
Asenakech Werku - Kirar
Asnakech Worku - "Une grande dame d'Ethiopie" - a great artist from Ethiopia
Asnakech Worku was born in 1931, in Addis Abeba, Ethiopia. Since the times of Emperor Haile Selassie I, she has become a legend in Ethiopian music.
New: Asnakech Worku - the great diva from Ethiopia with her lyra : Arada
Asnakech worku - abet abet
映像は悪いですが、歌声の素晴らしさは特筆もの。2本目と同じ曲。少し不思議な音階ながら何処か懐かしい感じを覚えるのがエチオピア民謡。
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