女性歌手ハナーンとアーフィア
今日で一応スーダン・シリーズを終えようと思いますが、最後にまた女性歌手の映像を見てみます。二人目のアーフィア・ハッサンでスーダンに入りましたが、今日は未紹介の2本を。やはり素晴らしい節回しと美声の持ち主ですねぇ。一方一本目の歌手は、無理やりカタカナにするとハナーン・アルサゲーラとなりましょうか。アーフィアよりもっと黒人比率の高そうな人ですが、この人もアラブの血は多少入っているのかも。客席を見ていると、色々な割合でアラブと黒人が混血しているんだなと痛感させられます。彼女の歌は、やはり日本の民謡に似た音階ですが、拍子はこの辺に多い3拍子系(または8分の6拍子)が目立つところが日本民謡とは全く異なります。打楽器のリズムやウードとヴァイオリンの使用など、アラブ音楽の影響も色濃く感じさせる何とも不思議で魅力的な歌謡(民謡?)です。
結局ヌビア・ポップスとスーダン・ポップスの差はよく分からずじまいですが、もしかしたら言葉の違いだけに近いのでしょうか。前者はヌビア語(セム・ハム系ではなく黒人のグループのナイル・サハラ系との説があります)、後者はアラビア語になるのでしょう。アーフィアの歌は、おそらくアラビア語だと思います。ハナーンの歌がどちらになるのか、また別なナイル・サハラの言葉か、興味深い所です。(今の時点ではアラビア語には聞こえませんが) またいつか解明できたらと思います。
Ana Lai Zaman Banadi - 3afia 7asan
Afia - Ya Nojoom El-leel
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