アブハズのイスラメイ
コーカサスの舞踊が出ましたので、久々に北カフカス関係を調べてみましたが、伝統舞踊イスラメイのアブハジア版の見たことのない映像がありました。昨日のグルジア舞踊との共通点、相違点、色々見えて興味深いものがあります。アブハジアは一応グルジア内の自治共和国ですが、音楽的には北カフカス系に入ると思います。宗教も、グルジアがグルジア正教が多いのに対し、アブハジアはイスラーム。当然のごとく紛争が頻発し、現在ではグルジアから事実上独立状態にあるようです。パラジャーノフはグルジアの首都トビリシ生まれのアルメニア人(アルメニア正教のキリスト教徒が多い)ですが、アルメニアの吟遊詩人(サヤト・ノヴァ)について映像で綴りながらも、その映像世界には中東文化嗜好(特にアゼルバイジャンとイラン)が見られるように思います。では、グルジアの北のイスラームの地については、どんな風に見えていたのでしょうか。どこかにレズギンカは出てこなかったかな、と気になってしまいます(笑)
2本目では伴奏のヴァイオリンやアコーディオン、ドーリの演奏風景が中心に見られるのが面白いです。レズギンカ・リズムでのヴァイオリンのボウイングを見て、成程!と思いました(笑)
Abkhaz folk dance 1
Abkhaz folk dance 2
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