追悼 ファラマルズ・パイヴァール
クリスマスをひかえて聖地周辺の音楽巡りの途中ですが、イランの名サントゥール奏者、ファラマルズ・パイヴァール Faramarz Payvar氏の訃報(9日だったようです)をマイミクのKさんから聞きましたので、追悼特集しておきます。この人の素晴らしい演奏でペルシア古典音楽に目覚めたという方も多いはず。1970年代以降90年代くらいまで、イラン盤だけでなく欧米盤でも名作を沢山残されました。特に有名なのはOcoraのMusique Persaneとか、女性歌手Khatereh Parvanehを迎えてのNonesuch盤の2枚でしょうか。オコラの方は、88年頃に民族音楽で初CD化されたのが確かMusique Persane(ペルシアの音楽)だったと思います。もうかなりご高齢だろうと思っていましたが、何と10年も病の床に臥されていたそうです。 合掌
音源情報はサントゥール・コーナーとMusique Persane
faramarz payvar 4mez shur
映像は悪いですが、非常に素晴らしい演奏で、洗練美の極みです。後半がシュール旋法のチャハール・メズラブ。トンバクは、ホセイン・テヘラーニの弟子のモハンマド・エスマイリー。
concerte ostad Faramarz Payvar With Ali Rostamian in tehran " Vahdat Hall "
「ケマンチェの神様」アスガール・バハーリーはいませんが、オコラ盤と似たメンバーです。Ostad Faramarze Payvar Singer:Ali Rostamian " ze gerye mardome chashmam neshasteh dar khon ast " Poem:Hafez
tar:ostad Houshang Zarif ,ney: ostad Hasan Nahid
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