« ドナ・ドナ | トップページ | トゥンバラライカ »

2010年1月12日 (火)

Oyfn Pripetchik

昨日は急に腹の調子がおかしくなって、アップできませんでした(^^; ドナ・ドナに続いて、しばらく東欧系ユダヤ人(アシュケナジーム)の言葉、イディッシュ語の歌を巡ってみたいと思います。今日のオイフン・プリペチクも非常に有名な民謡で、確か映画「シンドラーのリスト」に出てきたように記憶しています。この映画には名曲「黄金のエルサレム」(こちらはヘブライ語の現代イスラエル歌謡)も使われていました。
オイフは英語のOn、ちょっと可愛らしい響きのプリペチクは「暖炉」の意味です。どこかペチカを思い出させますが、関係ありでしょうか? 以下の解説がFrancois Lilienfeld und Galizianer / Dayne Oygnのライナーノーツにありました。

「暖炉の前でラビが子供たちにアレフ・ベイス(ヘブライ語のアルファベット)を教えている。ヘブライ文字はただ単に意味のないシンボルであるだけでなく、それは涙と力と慰めをもたらすものだとラビは強調する」

 こういう一見淡々とした内容ですが、その旋律と歌の背景は何と哀切なことでしょうか。
イディッシュ語は元々ヘブライ文字で綴られますが、言語の骨格や響きとしては明らかにドイツ語で、語彙としてヘブライ語やスラヴ系言語(ポーランド語等)起源の単語が入っています。綴りにヘブライ文字のアレフが「ア」と「オ」、アインが「エ」、ユドが「イ」、ヴァヴが「ウ」の母音に当てられているのが特徴的です。セム系言語のヘブライ語には母音という考え方は元々明確にはありませんが、イディッシュ語のように母音を当てる所からして印欧語的と言えると思います。

Oyfn Pripetchik- yiddish song- Esther Ofarim



ドナ・ドナに続いてイスラエルの歌姫エステル・オファリームの歌唱。ここではイディッシュ語で歌っています。この人特有のリリカルで儚げな歌声は実にぴったりで、素晴らしいです。


All time favorite yiddish song. Music

and Lyrics by Mark Warshawsky.

イディッシュ語歌詞

Oyfn Pripetchik

(written by Mark Warshavsky)

Oyfn pripetchik brent a fayerl,

un in shtub is heys.

Un der rebe lernt kleyne kinderlakh

dem alef-beyz.

Zet zhe kinderlakh,

gedenkt zhe, tayere, vos ir lernt do.

Zogt zhe nokh a mol un take nokh a mol:

"Komets-alef: o!"

Lernt kinderlakh, lernt mit freyd,

lernt dem alef-beyz.

Gliklekh is der Yid, wos kent die toyre

un dos alef-beyz.

英訳

At the fireplace

(Yiddish Translation)

At the fireplace a little fire burns

And in the room it's warm.

And the Rabbi teaches little children

the aleph-bet

See you children-dear,

remember dear, what you're learning here.

Say once again, and then once again,

"Komets-alef: o!"

Children, learn with happiness,

learn the aleph-bet.

Lucky is the jew who knows the Torah.

and the aleph-bet.

Oyfn pripetshik



こういう子供の歌唱も、聞いているとウルウル来てしまいます。

Concert de musique Yiddish

Jeudi 12 février 2009

Lycée La Fontaine Paris

|

« ドナ・ドナ | トップページ | トゥンバラライカ »

イディッシュ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Oyfn Pripetchik:

« ドナ・ドナ | トップページ | トゥンバラライカ »