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2010年2月26日 (金)

Adon Olam カントールとチェロで

今日もユダヤの有名な宗教歌で、アドン・オラムと言う曲です。和訳するなら「世界の主」となるでしょうか。ヤリボンと違ってこちらはヘブライ語の歌で、11世紀のスペインでRabbi Shlomo ibn Gabirolによって作られたピユート(宗教詩)が元になるようです。現在歌われている旋律は沢山あって、一般によく知られているのは、やはりアシュケナジームのヴァージョンですが、それも何種類もあります。アドンはアドナイ(主)と同語根、オラムが世界とか宇宙、永遠の意味になります。この歌もヤリボンと並んでシナゴーグ(93年前後に何度か見学しまして)で歌われるのを目の当たりにして深く感動した歌で、礼拝の最後にしみじみと歌われていたのを覚えています。

London Jewish Male Choir - Adon Olam Medley



ロンドン・ユダヤ男声合唱団によって何パターンかのアドン・オラムが歌われていますが、冒頭と3分30秒に出てくる2ヴァージョンが私が生で聞いた2曲。Andy StatmanとDavid GrismanがSongs of our Fathers (Acoustic Disc 1995)で演奏していたのは冒頭の曲でした。この2曲は本当に感動的だと思います。
50秒辺りから出てくる旋律の方がyoutubeは多いです。今は一番好まれているのかも知れません

Adon Olam from Judaic Concert Suite by Aaron Minsky



1本目の冒頭のヴァージョンのアドン・オラム。チェロ独奏によるアドン・オラム変奏曲のような演奏です。

Chazzanut - 6 Cantors Sings Adon Olam



テル・アヴィヴの大シナゴーグのカントール達によるアドン・オラム。ハザンとはカントールのヘブライ語で、ハザヌートはその複数形。Ellul Yom Kipur Katan Prayer at Tel-Aviv's Great Synagouge Orgenized by Chazzan Adler, chief cantor of Synagouge with Chazzanim: Grinblat, Klang, Valas, Rubin, Vinbach, Rotner. With Rammatim choir directed by Mr. Richard Shavei Tzion. Recorded at August 28, 2008.

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コメント

Homayun様

mixiでお会いしましたYoshua1960と申します。初めて投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。ユダヤ音楽のことを、いつもこのブログを見て勉強させていただいています。本当にありがとうございます。


>1世紀のスペインでRabbi Shlomo ibn Gabirolによって作られたピユート(宗教詩)が元になるようです。現在歌われている旋律は沢山あって、一般によく知られているのは、やはりアシュケナジームのヴァージョンですが、それも何種類もあります。

スペインのピユート(宗教詩)が元とは初めて知りました。またこんなにいくつもの「アドン オラム」があるとは知りませんでした。今も「アドン オラム」のメロディーで、スファラディーのものとかのもあるのでしょうか?


Homayun様の書かれている一番上の「You tube」の映像の50秒辺りから出てくる旋律のものの「アドン オラム」を作曲したのは、ウズィ・ヒットマンさんです。聞いていて懐かしくて投稿してしまいました。


ハナン・ヨベル氏という方の関係で、一度、ほんのわずかでしたが、彼とイスラエルで貴重な出会いが出来ました。ウズィ・ヒットマン氏は宗教歌だけでなく「ノラデイティ シャローム」のようなポピュラーソングも作曲していることもわかりました。


4,5年ほど前でしょうか、心臓発作で他界されました。残念です。

このような懐かしい歌の貴重な映像を見せていただいて、Homayunさん本当にありがとうございます。
今後もよろしくお願いいたします。

投稿: yoshua19690 | 2010年2月27日 (土) 09時03分

yoshua19690様
コメント有難うございます。Rabbi Shlomo ibn Gabirolの件は、Andy StatmanのSongs of our Fathersの解説で知りました。ダティートな人ですので、間違いないと思います。アドン・オラムはアシュケナジーム以外のコミュニティーにもあったと思いますが、セファルディーのはCDで見たことは今のところはありません。
ウズィ・ヒットマンの件は初めて知りました。貴重なお話しを有難うございます。

投稿: Homayun | 2010年3月 1日 (月) 00時36分

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