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2010年2月

2010年2月28日 (日)

ファイドマンの絶品ニグン+フィギュアのタジク曲

今日はどうしても異なるジャンルを2つ上げたいので、ややこしいタイトルになっております(笑)
まずは、先日アップしたギオラ・ファイドマンのクレズマー・クラリネットが好評でしたので、もう一曲名演を上げておきます。この曲は典型的なハシディック・ニグンで、例のヤリボンの入ったアルバム「Jewish Soul Music」(Hed Arzi)の冒頭を飾っていました。この曲は、1994年に東京FMのトランスワールドミュージックウェイズに私が出演した際に番組オープニングにかけた曲です。HPのプロフィールに日付を書いております。このyoutubeは上記CDとは違ったフレージングで吹いていますが、最近の演奏なのでしょう。相変わらず肺腑を抉るようなソウルフルな演奏です。

2本目は、バンクーバーオリンピックの女子フィギュア(フリー)を見ていて偶然耳にしましたが、大分前(08年夏前後の中央アジアを廻っていた頃)に当ブログで取り上げたタジク族の曲でした。滑っていたのは中国の劉艶で、「中国の伝統曲」と紹介されていたと思います。しかし、この曲はウイグル自治区西部のタジク族が多く住むタシュクルガンなど、パミール東麓で歌われていた民謡だったと思います。漢民族以外の歌が中国の民謡のように紹介されていたのには少々違和感を覚えましたが、そのエキゾチックなメロディを久々に聞いて懐かしくなりました。この西方の民謡が中国で歌謡化したという経緯だったように思います。オリンピックで使われるくらいですから、相当ポピュラーなのでしょう。
そして末筆ながら、真央ちゃんは惜しかったですね。あの点で銀とは、レベルが上がったものです。ソチ五輪に期待しましょう。(ソチは07年末頃に特集した北カフカスのアディゲの近く。この辺には興味大有りですから、また後日特集したいと思います(笑))

Giora Feidman - The Happy Nigun

Tajik / Han Chinese Song - Why are the Flowers So Red

最後に出てくるのが元のタジク民謡版。この女性の伸びやかな歌声は何度聞いても最高です。

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2010年2月26日 (金)

Adon Olam カントールとチェロで

今日もユダヤの有名な宗教歌で、アドン・オラムと言う曲です。和訳するなら「世界の主」となるでしょうか。ヤリボンと違ってこちらはヘブライ語の歌で、11世紀のスペインでRabbi Shlomo ibn Gabirolによって作られたピユート(宗教詩)が元になるようです。現在歌われている旋律は沢山あって、一般によく知られているのは、やはりアシュケナジームのヴァージョンですが、それも何種類もあります。アドンはアドナイ(主)と同語根、オラムが世界とか宇宙、永遠の意味になります。この歌もヤリボンと並んでシナゴーグ(93年前後に何度か見学しまして)で歌われるのを目の当たりにして深く感動した歌で、礼拝の最後にしみじみと歌われていたのを覚えています。

London Jewish Male Choir - Adon Olam Medley

ロンドン・ユダヤ男声合唱団によって何パターンかのアドン・オラムが歌われていますが、冒頭と3分30秒に出てくる2ヴァージョンが私が生で聞いた2曲。Andy StatmanとDavid GrismanがSongs of our Fathers (Acoustic Disc 1995)で演奏していたのは冒頭の曲でした。この2曲は本当に感動的だと思います。
50秒辺りから出てくる旋律の方がyoutubeは多いです。今は一番好まれているのかも知れません

Adon Olam from Judaic Concert Suite by Aaron Minsky

1本目の冒頭のヴァージョンのアドン・オラム。チェロ独奏によるアドン・オラム変奏曲のような演奏です。

Chazzanut - 6 Cantors Sings Adon Olam

テル・アヴィヴの大シナゴーグのカントール達によるアドン・オラム。ハザンとはカントールのヘブライ語で、ハザヌートはその複数形。Ellul Yom Kipur Katan Prayer at Tel-Aviv's Great Synagouge Orgenized by Chazzan Adler, chief cantor of Synagouge with Chazzanim: Grinblat, Klang, Valas, Rubin, Vinbach, Rotner. With Rammatim choir directed by Mr. Richard Shavei Tzion. Recorded at August 28, 2008.

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2010年2月25日 (木)

Yah Ribon アシュケナージ、アッシリア、ブハラ

今日のタイトルは、シャバト(ユダヤ教の安息日)の食事の時(おそらく金曜夜のみでは)に歌われるアラム語の歌、ヤリボンです。この曲は、ギオラ・ファイドマンの極めてソウルフルな沁みる演奏で聞いたのが最初でした。見学で訪れた広尾のシナゴーグのシャバトで歌ったこともありましたが(93年頃)、思わずほろりとなるような心に染み入る名旋律だと思います。個人的に最も好きなユダヤ・メロディの一つです。広く知られているのはファイドマンの演奏していたアシュケナジームの旋律ですが、カバラー的な背景も持つ祈祷歌の一種ですので、色々なユダヤ・コミュニティーで歌われていて、文句は一緒ですが、それぞれ旋律は異なります。ファイドマンのyoutubeがあれば良かったのですが、見当たらないので、色々な旋律をまとめて上げておきます。
アラム語は、メソポタミア~シリア~パレスティナ辺りで広く通用した古代セム系言語で、ユダヤ世界ではヘブライ文字でも綴られ、イエスが話していた言葉と考えられています。聖書に次ぐユダヤ教の聖典タルムードの一部や、カバラー(ユダヤ神秘主義)の代表的な書物ゾハルが書かれた言葉でもあります。
ヤリボンの歌詞は以下の通り。(キリスト聖書塾「イスラエルの歌」非売品 より)

全世界の永遠の創造主なる主よ
あなたこそ王の王たるくすしき方です。
あなたの力ある業と、
驚くべき御業を告げるのは私の喜びです。

Assyrian Aramaic Jewish Song "Yah Ribbon Alam" God is the lord of the World

アッシリアのアラム語のユダヤの歌、とストレートなタイトルが付いています。英文解説が素晴らしいので歌詞(一番)のアルファベット表記と一緒に転載しておきます。
YA RIBON ALAM V'ALMAYA ANT HU MALKA MELECH MALCHAYA OVAD GEVURTECH VE'TIMHAYA SH'FAR KADAMACH L'HACHVAY
The poem "Ya ribbon alam" (God lord of the world) Written by Rabbi Israel ben moshe Najara, one of the most important Jewish poets since the 16th century .
Rabi Najara (1550-1628)Lived In Safed (North Israel) in 1550, he also lived in Damascus and eventually moved to Gaza (South Israel), where he used as the Gaza jewish community rabi. He is buried in the ancient Jewish cemetery in Gaza. His son, Moses Najara was also a poet, who succeeded his father as the chief rabbi of Gaza.

Although the poet is Aramaic, this song gained widespread popularity Throughout the jewish world.
After relating the wonders of god creation, the poet concludes with a prayer that God may redeem his people and lead them to his chosen sanctuary in Jerusalem, where the souls will rejoice with songs and meditations.

Kabbalah Music - Yah Ribon 'Olam

これはウズベクの古都ブハラのユダヤ・コミュニティーの旋律のようです。
Yah Ribon 'Olam -- The Lord, Master of the Universe
Words: Rabbi Israel Najara (16th Century)
Music: Bokharian melody, traditionally sung during the Sabbath meal.

Yah Ribbon Olam

詳細は不明ですが、アシュケナジームの別旋律では? 若いハザン(カントール)による朗唱でしょう。

Lev Kogan - Nigunim (Yah Ribon Olam)

これがファイドマンも演奏していたアシュケナジームの有名なヤリボンの旋律。上手なホルンではありませんが、youtubeはこれだけでした。

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2010年2月24日 (水)

ファイドマンとタンゴ、アラブ音楽、イディッシュ演劇

ギオラ・ファイドマンは、クレズマーだけでなく色々な音楽を手がけていますので、少しその辺も入れてアップしてみます。順にタンゴ、アラブ音楽、イディッシュ演劇の枠で見れると思います。

Ivan Fischer and the Budapest Festival Orchestra the first 25 years/21 with Giora Feidman

ヨーヨー・マなどの演奏ですっかりお馴染みになった感のあるピアソラのリベルタンゴ。ファイドマンはアルゼンチンのブエノス・アイレス出身ですから、タンゴへの愛着があって当然でしょう。アルゼンチンやブラジルのユダヤ人には、アシュケナージ(東欧系ユダヤ人)が多いです。In an open air concert in Budapest, 2007, clarinetist Giora Feidman, conductor Ivan Fischer and the Budapest Festival Orchestra play Piazzolas Libertango los pajaros

Giora Feidman - The Dance Of Fire!

パレスティナのウード名人シモン・シャヘーン等との共演。シャヘーンはムスリムではなく、パレスティナのクリスチャンだったと思います。The track "The Dance Of Fire" is taken from Giora Feidman's fantastic Album "The Dance Of Joy". Recorded in February, 1992, at Rutgers Presbyterian Church, New York. Listen & Enjoy it.
Composed by: J. Hein
Personnel includes:Giora Feidman: clarinet Adam Rogers: guitar Antony Falanga: double bass Simon Shaheen: oud

Giora Feidman in Nothing But Music Part1

イディッシュ~クレズマーな音楽で溢れる舞台の映像。これもユニークで面白いです。 A musical passage through time and space with clarinetist Giora Feidman. Excerpts from a live performance. Prinzregenten Theater, München

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2010年2月23日 (火)

Giora Feidman

昨日名前の出てきたギオラ・ファイドマンの映像を取り上げたいと思います。この人は「King of Klezmer Clarinet」と呼ばれ、そのめくるめくようなエキサイティングかつソウルフルな演奏では、右に出る者はいないのではと思います。イスラエル・フィルの元首席クラリネット奏者で、おそらく退いた後に始めたクレズマー・クラリネットでは、ハシディックなスピリット溢れる演奏を聞かせていました。彼のアルバムは、90年前後にドイツのプレーネ社(ツプフガイゲンハンゼルを出していたレーベル)やイスラエルのHed Arzi社等から何枚も出ていました。今は独Network Medien盤が手に入りやすい位で、他は入手難になっているのが残念です。リヴァイヴァル・クレズマーの面々の曲には、ファイドマンへのオマージュ曲も幾つか見かけました。その影響力はかなり大きかったのではと思います。

Giora Feidman Plays Klezmer Tunes

ここで吹かれているのは1曲目がシャバト(安息日)のヘブライ・ソング「イェディッド・ネフェシュ」、2曲目は「イェヴァレヘハ」(出典 詩篇128:5~6)で、この2曲はヘブライ語の歌。3曲目はリヴァイヴァル・クレズマーのKCB(クレズマー・コンサーヴァトリー・バンド)等も取り上げていた曲でしたが、曲名がすぐに出てきませんでしたm(_ _)m Giora Feidman is playing a few popular klezmer nigunim with his unique glass clarinet in front of a live audience who is singing enthusiastically together. This event took place in the old city of Tsfat in Israel. Tsfat is the center of the Jewish spirituality and the cradle of the Kabbalah. This is a wonderful surroundings for Giora Feidman's soulful and driving klezmer music. Recorded by Arik Nitsan For more resource

Giora Feidman - Songs of Rejoicing

最初の曲はカルリバッハ作曲のハシディック・ソング「エレー・ハムダー・リビー」(我が心の慕わしい神様)、2曲目は「イスメフー・ハシャマイム」(出典 詩篇96:11)、3曲目は不詳。

Giora Feidman

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2010年2月22日 (月)

Denis Cuniot

ハシディックな世界と、イディッシュの民謡や演劇の世界を少し覗きましたので、クレズマー音楽にそれらがいかに大きな影響を及ぼしているか、少し実際の演奏で見てみたいと思います。
ジャズの巨匠デューク・エリントンの曲に、『スイングがなければ意味はない』がありますが、「ブルースが核になければジャズじゃない」というのも言えるのではと思います。それに倣って言えば、「ハシディック・スピリチュアルがなければ、クレズマーじゃない」というのも言えそうです。ジプシー(ロマ)や東欧ロシアの伝統音楽との違いも、そこにあると思います。そのスピリッツを忘れたら、それは最早、形骸化したクレズマーと言えるのかも知れません。一般聴衆の注目を集めるのも大事ですが、核を常に内に秘めていて欲しいものです。
今日の映像は、クレズマー音楽の注目作を仏Buda等から色々出しているフランスのユダヤ系ピアニスト、ドゥニ・キュニオの演奏。レクチャーかワークショップだと思いますが、彼の音楽の秘密が色々感じ取れる映像です。モダンなセンスの内に溢れ出るハシディック・スピリッツに惹き込まれます。クラリネット奏者のナノ・ペイレとのデュオが出たのは、もう20年近く前になると思いますが、最近出たConfidential Klezmerでは、ソロで彼の音楽世界の深淵を覗かせています。
以前取り上げたイディッシュ・ソング、Oyfn Pripetshikもレパートリーに入っていて、For the love of Nigunsではそのまま出てきますが、Confidential Klezmerでは1曲目のDer Alef-BeyzがOyfn Pripetshik。アレフ・ベイスとはその歌詞の一部、しかも一番印象的なサビの部分であるのは、1月12日に見た通りです。
クレズマー音楽
その他のユダヤ音楽

cuniot_piano.flv (8/11)

cuniot_influences.flv (6/11)

cuniot_final.flv (11/11)

この曲はクレズマー・クラリネットの名手ギオラ・ファイドマンも吹いていた有名なハシディック・ニグン。後半は上記のオイフン・プリペチク。

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2010年2月21日 (日)

舞台映像 トポル、ハンガリー版 他

まだまだ「屋根の上のヴァイオリン弾き」関係色々ありまして、今日は舞台映像を少し。この演劇は勿論日米だけでなく、各国で親しまれてきたようです。それぞれの歌唱やセリフ回し、細やかな演技のニュアンスの違いがなかなかに面白いです。

「屋根の上のヴァイオリン弾き」 あらすじ(Wikipediaより引用)
テヴィエはウクライナ地方の小さな村で牛乳屋を営むユダヤ人一家である。亭主関白を気取ってはいるがその実、妻には頭が上がらない。5人の娘に囲まれ、ユダヤ教の戒律を厳格に守ってつましくも幸せな毎日を送っていた。
テヴィエは娘たちの幸せを願いそれぞれに裕福な結婚相手を見つけようと骨を折っている。ある日、長女のツァイテルに金持ちとの結婚話が舞い込むが、彼女にはすでに仕立屋のモーテルという恋人がいたのだった(仕立屋は7人で一人前ということわざがあり、男性として頼りないイメージがある)。テヴィエは猛反対するが、二人は紆余曲折を経て結婚する。また、次女ホーデルは共産革命を夢見る学生闘士パーチックと恋仲になり、逮捕されたバーチックを追ってシベリアへ発ち、さらに三女はテヴィエが敵視するロシア青年と駆け落ちしてしまう。
劇中で次第にエスカレートしていくユダヤ人迫害は、終盤でユダヤ人の国外追放が始まり、テヴィエたちは着の身着のまま住み慣れた村から追放されるまでになる。
原作ではイスラエルの地へ帰還するが、ミュージカルではニューヨークに向かう所で話が終わる。

Fiddler On The Roof at the Helpman Awards

先日アップしたハシディックとコサックの踊りが入り乱れる酒場のシーンの舞台版。トポルがテヴィエを演じているyoutubeの舞台映像は余りないようなので、貴重だと思います。やっぱりトポルのテヴィエが一番でしょう。

Bernadett&József Gregor Fiddler on the Roof Hegedűs a háztetőn

こちらはハンガリーでの「屋根の上のヴァイオリン弾き」で、ハンガリー語で歌われています。次女ホーデルとテヴィエの別離の部分で、3本目の映像と同じ曲「愛する我が家を離れて」が歌われています。壁にはテヴィエ一家の住むユダヤ人集落「アナテフカ」の名が刻まれています。Fiddler on the Roof  Hegedűs a háztetőn Sung in Hungarian Bernadett & József Gregor Szigligeti Theatre  Szolnok 1999 Directed by: György Schwajda

12-2009 Fiddler On The Roof Brie singing w-Tevye.MOD

政治犯として逮捕された夫パーチクの元へ向かう次女ホーデルの、夫への愛と両親への愛を訴える悲しい別離の場面。Briana playing Hodel in the Fiddler On The Roof - one of her solo songs within the play

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2010年2月19日 (金)

ボトル・ダンス

「屋根の上のヴァイオリン弾き」の舞台映像を調べると、例のボトル・ダンスの部分がやたらに目立つことが分りました。結婚式の音楽と言うことで、これはもうクレズマーそのものと見て良いのかも知れません。映画では黒ずくめのハシディームらしき男性たちが踊っていました。それはそれは、凄い雰囲気を醸し出していたと思います。他の映像では、そこまでの真に迫る演技のようにも思いませんが、最近も独立してステージにかかっている部分では、というのが覗えます。

Bottle Dancers

これは本物のハシディーム達による踊りだと思います。

Klezmer Jewish Yiddish Hebrew dance - Mazal Tov

Bottle Dancers USA
Jewish, Hebrew, Yiddish, and Klezmer dancing company from Brooklyn, New York. Artistic Director/Founder Vitaliy Verterich. Performance at at the Jewish International Connection gala event "Passport to the World" in New York City on Tuesday, June 12, 2007

Hasidic Bottle Dance - the amazing bottle dancers

「ハシディック」と、はっきりネーミングされている一本。A Hasidic Bottle Dance performed by the Amazing Bottle Dancers (www.bottledancers.com) at Glen Burtnik's Xmas Xtravaganza at the State THeatre in New Brunswick, NJ, 12/06.

Bottle dance at wedding from Fiddler on the Roof, GPCS

Wedding dance and bottle dancers from Fiddler on the Roof, presented by the Alumni and Friends of Greater Portland Christian School (June, 2006)
Directed by Johnathan Bauer
Bottle dancers: Matthew Bolduc, Joshua Hasbrouck, and Johnathan Bauer
Choreography by Jen Bauer-Conley

The Wedding & Bottle Dances (Fiddler on the Roof)

SST's 2006 production of "Fiddler on the Roof" featuring Travis Blum, Tyler Blum, Colgan McNeil and Josh Wilmot as Bottle Dancers.

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2010年2月18日 (木)

ハシディック・ダンスとコサック・ダンス+日本版

「屋根の上のヴァイオリン弾き」に出てくる印象的なシーンは他にも色々ありますが、酒場でテヴィエ中心に歌い踊られるハシディック的な踊りと、そこにコサック達が割り込んで踊りまくるシーンは強烈に記憶に残っています。シュテトルに住むユダヤ人を虐げるコサック達が乱入?して緊張感が高まりますが、しまいには一緒になって踊っています。本当にこんなことがあったとは、想像し難いですが。
併せて舞台版をと思いましたが、例のボトル・ダンス関連は多いですが、他のものが余り見つかりません。日本の舞台映像も少しありましたので、今日はそちらを上げておきます。

Fiddler on the roof - Lechaim (with subtitles)

Fiddler on the Roof (Tradition:Japanese)

森繁さんの映像がありました! OCT.1982 Tokyo

Japanese Fiddler on the Roof

最近の市村正親主演(テヴィエ役)の舞台。

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2010年2月17日 (水)

Fiddler on the roofの有名曲

そして、Fiddler on the roof(屋根の上のヴァイオリン弾き)で特に有名な歌と言えば、今日の3曲だと思います。全て71年の映画版からの映像です。爺臭いようなイメージで敬遠していた方にも(何となくそんな気がしますが、そうでもないでしょうか(笑))、映画版はお薦めです。全く知らなかった方は、目から鱗かも知れません。ミュージカルのステージも、それぞれ色々な趣向があると思いますので、明日もう少し見てみたいと思います。

Fiddler on the roof - Tradition ( with subtitles )

オープニングで歌われる「トラディション」。その意味するところは、単に「伝統」だけでなく、ユダヤ教の「しきたり(戒律)」の意味合いを含んでいると思います。後半に出てくる「屋根の上のヴァイオリン弾き」の演奏は、ユダヤ系の名手アイザック・スターン

Fiddler on the roof - If I were a rich man (with subtitles)

トポル演ずるテヴィエの「金持ちなら」。良い味出してます。

SUNRISE SUNSET

そして一番有名なのは、長女の結婚式のシーンでしみじみと歌われるこの歌でしょう。娘を送る親の気持ちは、どこも同じです。

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2010年2月16日 (火)

屋根の上のバイオリン弾き 瓶の踊り

シェーンベルクのオラトリオ「ヤコブの梯子」は一本見つけましたが、さすがにコル・ニドレまではyoutubeはないみたいです。いずれにしても十二音技法の極めて渋い作品ですので、一まずシェーンベルク作品はこれまでにして、例のミュージカルに行きます。
タイトルは「屋根の上のバイオリン弾き」です。ヴァイオリンよりバイオリンとした方が多くヒットするようです。日本では故・森繁久彌氏の舞台(1967~86年)で余りにも有名ですが、元はイディッシュ語作家ショレム・アレイヘムの原作による1964年のアメリカのミュージカル。そして、中でも一番有名なのは1971年の映画版では。テヴィエ役のハイアム・トポルの名演が光ってました。今日はその映画版から、往年のハシディック・ダンスを髣髴とさせる結婚式の場面でのボトル・ダンスを。クレズマー・リヴァイヴァルは1976年頃からですから、それより数年前のクレズマー・サンプルとしても鑑賞できる部分だと思います。その迫力はかなり凄いものがありますが、それも本物のハシディームが演じてこそでしょう。ここの所、森繁さんのヴァージョンでは、どういう演出になっていたのでしょうか?

Fiddler on the roof - The Bottle Dance

Fiddler on the Roof - The Bottle Dance

こちらは舞台版のボトル・ダンスのシーン。This a clip from Chaffey High School's 2004 production of "Fiddler on the Roof" This is the bottle dance (and no, they didn't use any tricks; they actually balanced the bottles)

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2010年2月15日 (月)

浄夜 月に憑かれたピエロ

ユダヤ系作曲家で忘れてはいけない一人は、シェーンベルクで、「ヤコブの梯子」やコル・ニドレなど、旧約聖書やユダヤ教に関する曲を探してみましたが、曲がマニアックすぎて余り上位には出てきません。そこで、今日はユダヤ的な作品ではありませんが、彼の初期の代表作2曲をアップしておきます。(実は今日は余り時間もないのもありますが、すっかり見惚れてしまいまして(^^;)
クリムトの絵を思い出させる、余りに美しく官能的な名作「浄夜」と、十二音技法に突入する前の無調時代に書かれた、怪奇な味わい溢れる大傑作「月に憑かれたピエロ」(ピエロ・リュネール)は、私事になりますが1980年頃の現代音楽聞き始めに聞いた思い出深い曲。民族音楽にすっかり傾いた現在でも、よく取り出して聞く曲です。
浄夜が3本目までで、原典の弦楽六重奏ヴァージョン、ピエロ・リュネールはシェーンベルク自身の指揮による演奏。極めて表現主義的なシュプレッヒシュティンメはヘルガ・ピラルツィクでしょうか?(ソニーのLPが手元にあったので、後で見てみます) 

Zagreb International Chamber Music Festival, Schönberg 1/3

Live from the Zagreb International Chamber Music Festival 2007:
Schoenberg: Transfigured Night for String Sextett - Schönberg: Verklärte Nacht
Susanna Yoko Henkel, violin. Nicola Birkhan, violin. Guy Ben-Ziony, viola. Hrvoje Philips, viola. Monika Leskovar, cello. Elena Cheah, cello.

Zagreb International Chamber Music Festival, Schönberg 2/3

Zagreb International Chamber Music Festival, Schönberg 3/3

Schönberg conducts Pierrot Lunaire (1/4)

Schönberg conducts Pierrot Lunaire (2/4)

Schönberg conducts Pierrot Lunaire (3/4)

Schönberg conducts Pierrot Lunaire (4/4)

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2010年2月14日 (日)

「ソ」だけに♯の入るアハヴォ・ラボ

今晩はミュージカルの方に行こうかと思っていましたが(多くの方はすぐにタイトルはお分かりだと思います)、なかなかに魅力的なジューイッシュ・クラシックの方に入りましたので、もう少し見てみます。
大昔に知人からNY土産でもらったハシディック・ソングの楽譜が手元にあります。Hassidic Treasury - 101 Hassidic Dance Tunes (Renanot 1988)という本ですが、見ていると五線譜のソだけに♯が付いた譜面がかなり出てきます。周知の通り、西洋音楽では嬰記号はファ、ド、ソの順に付きますが、ソだけに付くというのは通常ありえません。ミから始まる音階の中でソだけ♯にすれば、これが例のアハヴォ・ラボ旋法になります。アハヴォ・ラボとは、和訳するとすれば「大きな愛」の意味で、意訳するなら「至上の愛」でしょうか。これではコルトレーンを思い出してしまいます(笑) アハヴォ・ラボとは、「我らの主よ、あなたは大いなる愛で我らをいつくしんで下さった」というユダヤ教の朝の祈祷文の出だしの言葉で、その朗唱旋法であることから、イデルゾーンがこう名づけました。
ニグンだけでなく、クレズマーにもいかにこの音階がよく出てくるか、熱心なリスナーの方はよくご存知だと思います。そんなアハヴォ・ラボが実感できる弦楽器(チェロとヴァイオリン)によるユダヤの宗教歌、今日もブロッホの曲など、アップしてみました。

Jewish Prayer

これはブロッホの曲ではないと思いますが。Sonia Wieder-Atherton plays a jewish prayer

Niki Vasilakis - Vidui (Composer Ernest Bloch)

艶やかな若手美人ヴァイオリニストNiki Vasilakisの演奏によるブロッホのヴィドゥイ(告白とか懺悔の意)。オーストラリア出身のようですが、名前から察するにギリシア系では。エモーショナルな名演。

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2010年2月12日 (金)

ニグンを取り入れたクラシック作品 ブロッホ

ハシディック・ソングを色々見てきましたが、余りに多くてきりがないのでこの辺にしておきます。若干ですが西洋のクラシックにニグンなどのユダヤ教宗教歌を題材にした作品があります。アルノルト・シェーンベルクエルネスト・ブロッホクルト・ワイル、スティーヴ・ライヒなど、やはりユダヤ系作曲家が多いですが、中には先日出てきたマックス・ブルッフのような人もいます。
最近クラシックのネット・ラジオ、オッターヴァで、バール・シェム(正しくはバアル・シェム)の第3曲目シムハト・トラー(正しくはスィムハット・トーラー)がよくかかっていたり、ドイツ・グラモフォンでもクレズマーがらみの作品(オズヴァルド・ゴリジョフ(ゴリホフ)作曲)が出てきていますが、面白い現象だなぁと思って聞いています。少しこちら方面盛り上がってきているのでしょうか。80年代の終わり頃だったか、ソニーからシェーンベルクのコル・ニドレなどの合唱作品(ピエール・ブーレーズ指揮)、Koch Schwannからクルト・ワイルのキドゥーシュ(ユダヤ教の葡萄酒を讃える祈祷歌)などの合唱作品を収めたCDが出た頃、謎解きめいたユダヤ関連音源探しに熱中した時期がありました。オペラや一般のクラシックの棚に、ジャン・ピアースやリチャード・タッカーのカントール・アルバム、そしてキドゥーシュ、コル・ニドレなどのヘブライ語を見つけ出しては、一人喜んだものです(笑)

M.Rostropovich - Bloch Schelomo (1)

ブロッホと言えば、やはり一番有名なのはこのチェロと管弦楽のためのシェロモ(ソロモンの意味)です。ロストロポーヴィチとバーンスタイン指揮の極めつけの名演で。

Ivry Gitlis - Bloch 'Nigun' - Baal Shem Suite

組曲「バアル・シェム」からニグン。ヴァイオリンの鬼才イヴリ・ギトリスの演奏。

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2010年2月11日 (木)

スピンカのハシッド・タンツとニグン

昨日も登場したスピンカですが、ダンスで見てみると、その音楽はサトマールよりもニグン本来の味わいをより保っているように聞こえましたので、いくつか上げてみます。ブルックリンではなくエルサレムだからでしょうか。この辺りを聞くと、確かにクレズマーの源泉というのが、より強く実感できるのではと思います。

Simchas Bais Hashoeva with the Spinka Rebbe Part 1

これは凄い映像です。この恍惚感はクレズマーに確かに受け継がれていると思います。Simchas Bais Hashoeva with the Spinka Rebbe Rabbi Isaac Horowitz From Williamsburg At the Spinka Sukkah in Williamsburg Penn corner Wythe Avenue Tuesday Night October 6, 2009

Simchas Bais Hashoeva with the Spinka Rebbe Part 2

最早ただただ凄い、としか言えません(笑) ピッチ(音程)のずれも何のそのという感じでしょうか。

Simchas Bais Hashoeva with the Bobover Rebbe Part 3

こちらではフィドラー集団が中心。弾いているのはニグン。昔はニーグンと言われていたと思いますが、ニグンと書いた方が近いです。

Spinka Rebbe Kahana wedding Mitzva tantz

Spinka Rebbe kahana Jerusalem mitzva Tantz

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2010年2月10日 (水)

ハシディック・タンツ

タイトルに「タンツ」と書きましたが、これはイディッシュ語で、勿論「ダンス」の意味です。昨日予告したハシディック・ダンスですが、ちょっと見ている内に簡単に見つかりました。こんなにyoutubeに載ってしまって良いのでしょうか。神秘のベールに包まれたように(勝手に)思っていたブルックリンやメアー・シェアリームのハシッド派の人々がyoutubeにこぞって出てきて、大変に驚いております(笑) しかし、荘重な歌や音楽には似つかわしくないような伴奏のチープさからでしょうか(シンセが原因?)、黒ずくめ髭面の男たちが踊っている姿は、ちょっと異様に映るかも知れません。歴史的映像などを発見したら、また後日アップしてみます。

satmar rebbe mitzva tanz at koson tartikov wedding part 1

サトマールと言うのはハンガリー東部~ルーマニア北西部のサトゥマール地方にルーツを持つハシディームのグループのようです。ミツヴァーとあるのはバル・ミツヴァー(ユダヤの成人式)を連想させますが、結婚式とあるので、本来の「戒律」のような意味合いでしょうか。1本目は朗々と歌われる祈祷歌が素晴らしいです。

satmar rebbe mitzva tanz at koson tartikov wedding part 2

タイトル通り、踊っている?のはラビでしょうか。

nikelsburger rebbe mitzva tanz

これは典型的ハシディック・ダンスのイメージ。nikelsburger rebbe shlita dancing mitzva tanz at yossele rubinsteins wedding

Spinka Rebbe dancing Mitzva Tantz at his daughter Wedding

これは、大変な盛り上がりです(笑) Spinka Rebbe dancing Mitzva Tantz at his daughter Wedding Nov 24 in Williamsburg

Spinka Rebbe singing

昨日取り上げたスピンカのラビの歌唱ですが、これが一番素晴らしいと思います。スピンカはサトマールとは別の北ルーマニア系ハシディームのグループのようです。Spinka Rebbe of Bnei Brak singing Kel Adon al kol hamasim .after delivering a shiur

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2010年2月 9日 (火)

ハシディック・ニグン

黒ずくめの衣裳に髭を蓄えたハシッド派の人たちが出てくるyoutubeが色々あることは知っていましたが、クレズマー音楽と関係ありとは言え、こんな映像を上げてしまって良いものかと思って未アップでした。しかしマイム・マイムの背景にハシディズムあり等々書いてしまった以上、この際ですから(勇気を振り絞って)ハシディームの歌うニグンの世界に分け入ってみたいと思います。ハシディズムの熱い旋律は波のように沸き起こり、聞くものの心を揺り動かすものだと思います。
Hasidic Mayimと検索したら、さすがにマイム・マイムをハシディームが歌ったものはありませんでしたが、Spinkaのハシディームのニグン歌唱の映像が色々出てきました。youtubeの評価やアクセス数は低いですが、とても素晴らしいと思います。もしホラの歌や踊りが見つかったら、明日以降にまたアップします。

Spinka Rebbe singing K'Ayal Taarog Al Afikei Mayim

後半の1,2分に出てくる旋律は、かなり有名なニグンだと思います。

Spinka Rebbe At Daughters Sheva Brachos With Brodt Brothers

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2010年2月 8日 (月)

マイム・マイム

イスラエルの曲で一番有名な一曲はと言えば、やはりマイム・マイムでしょう。フォークダンスではロシアのコロブチカと並んで双璧では云々、と大分前にも書いたかも知れません。ダブっていたら済みません。900にもなると段々記憶が怪しくなってきます(笑)
この曲はバルカン~ルーマニア起源のホラのリズムに、東欧のハシディズム(ユダヤ教敬虔派)の歌と踊りが混入した「イスラエルのホラ」で、その中にはハシディズムの魂が躍動しています。日本でも有名なホラが、マイム・マイムと、前にアップしましたハヴァ・ナギラでしょう。後者は典型的なアハヴォ・ラボ旋法で、ハシディズムの宗教歌風に歌われた録音(メジクニーガ盤)もありました。このように、宗教歌を連想しやすいハヴァ・ナギラには名演がありましたが、マイム・マイムはどうでしょうか。今の所は一般的なフォークダンス曲としての録音だけのように思います。
マイム・マイムの歌詞はヘブライ語で、出典は旧約聖書のイザヤ書12章3節です。

「(そして)あなたがたは喜びの内に救いの井戸から水を汲む」 
ウシャヴテム(あなた方は汲むだろう) マイム(水を) ベサソン(喜びを持って) ミマアヤネイ(泉から) ハイェシュア(救いの)

Mayim

Mayim, Mayim - Cathy Fink & Marcy Marxer w/ Army Blues

GRAMMY winners Cathy Fink & Marcy Marxer perform a klezmer song, MAYIM, MAYIM, which means "Water, Water". The song is o their CD "All Wound Up". Joined here by Army Blues Jazz Ensemble on MArch 3, 2003.

Mayim Mayim Mayim

後半はマイム・マイムですが、マーラー(ユダヤ系の大作曲家)の交響曲1番「巨人」第3楽章の冒頭のメロディから始まります。この旋律や交響曲3番の冒頭とかは、ユダヤ的な旋律だとよく指摘される箇所です。

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2010年2月 7日 (日)

カルリバッハのOyfn Pripetchik

カルリバッハで見ていて、先日エステル・オファリームなどの歌唱でアップしたイディッシュ・ソングOyfn Pripetchikがありました。ホロコーストの悲劇を強く連想させるこの名曲をカルリバッハが歌っていたとは! メドレーになっていて、続いて出てくるのは、アハヴォ・ラボ旋法の典型として先日取り上げたハヴァ・ナギラ(歌詞はヘブライ語)、最後のahvramele mahlamidについては不明ですが、これも素晴らしい曲です。これはカルリバッハの若い頃の歌唱なのでしょうか?
さて、今日でカルリバッハの歌は一まず終わりにしようと思います。意外にyoutubeで歌詞を知っている曲は出てきませんでした。Vehaer EineinuやKi Mi Zionなどを探していましたが。

shlomo carlebach singing nice old "Yiddish" songs

shlomo carlebach singing yiddish nice old songs - 1 - Oyfen Pripetchik - "Aleph-Bet" - 2 - hava nagila - 3 - ahvramele mahlamid

SHLOMO CARLEBACH MIMKOMCHA - VINTAGE

おまけで一本。これはカルリバッハのカントール風な歌唱が実に素晴らしい一曲。

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2010年2月 5日 (金)

オッド・イシャマー

先日アップしましたカルリバッハのオッド・イシャマーで調べてみました。自作自演は先日の短いものだけのようですが、この歌詞にはカルリバッハ以外にもメロディが色々付けられてユダヤ人の結婚式で歌われています。古くから伝統的に歌われていたものもあるかも知れません。Od Yishamaで検索して見つかった数本から、カルリバッハ・ヴァージョンとセファルディー?・ヴァージョンを上げておきます。後者ではアラブ音楽を連想させるダラブッカが出てきますが、歌詞は勿論ヘブライ語です。出典は旧約聖書のエレミヤ書33章10-11節。ヘブライ語歌詞のカタカナと逐語訳を以下に載せておきます。

オッド(再び) イシャマー(聞かれるだろう) ベアレイ(町々において) イェフダー(ユダの)
ウヴェフツォット(巷で) イェルシャライム(エルサレムの)
コール(声が) サソン(歓喜の) ヴェコール(声が) スィムハー(喜びの)
コール(声が) ハタン(花嫁の) ヴェコール(声が) カラー(花嫁の)
イスラエルの歌(キリスト聖書塾)より

Od Yishama; Sisu et Y'rushalyim

1分過ぎから出てくるのがカルリバッハ・ヴァージョンのオッド・イシャマーのメロディ。Israeli music for simchas (traditional; Carlebach; Nof). Guest vocalist: Cantor Roger Eisenberg

Od Yishama Medley_W/ Maury Epstein 17_Kislev_5770

Maury E. on Guitar and me (Darbuka), Jammin out to the Words Od Yishama - (for wedding). We start out with a Turkish Tune, then a Carlebach one and finally: Alu Al Yarden - (Ala Dal3Ona, Egypt)... Maqam Bayat (mode)

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Pitchu li shaarei tzedeck テヒリーム118

またもや睡魔のため日付を跨いでしまいました(^^; 今日もカルリバッハの歌ですが、Pitchu li shaarei tzedeck(ピスフー・リー・シャアレイ・ツェデク)はCDで言えば米VanguardのAt the Vilage Gateの一曲目に入っていました。1963年のライヴで、若い頃のカルリバッハの歌唱には、赤く燃え盛るようなパッションを感じます。とても素晴らしい録音でしたが、大分前の盤のため入手難になっていると思います。
ライナーノーツによると、曲名の英訳はOpen the Gateで、歌詞はOpen the Gate of Righteousness. I long to enter and give thanks. (Psalm118:14)となっています。旧約聖書の詩篇第118編の14節ということになりますが、新共同訳で見てみると19節に該当するようです。その部分は以下の通りです。

「正義の城門を開け、わたしは入って主に感謝しよう」

詩篇と言えば、例えばミニマル・ミュージックの作曲家スティーヴ・ライヒのテヒリーム(ヘブライ語で詩篇の意味)が一般にはよく知られているかも知れません。ライヒとカルリバッハ、表現は違っても、詩篇に歌われた古代ヘブライの「熱き心」を今に伝えている点では通じる所はあると思います。因みにライヒのテヒリームのテキストは、詩篇の19、34、18、150の4編からでした。
カルリバッハの歌はハシディズムの歌ですが、面白いことにゴスペルの合唱団が歌っているクリップが併せて見つかりました。どういう繋がりがあるのか、またいつか調べてみたくなりました。一緒にアップしておきます。

Rabbi Shlomo Carlebach - Pitchu li shaarei tzedeck

途中までで、上記ライヴよりライトなアレンジですが、カルリバッハ自身の歌唱で。

Gospel - Pitchu Li

Hebrew Tfillot .. by everyone トゥフィロットと言うのは「祈り」(トゥフィラー)の複数形。そのままヘブライ語で歌っています。これは驚きの一本。

Moshav Band Knitting Factory 6/21/07 Pitchu Li

何とNYアヴァンギャルド・シーンの殿堂、ニッティング・ファクトリーでも歌われていました。しかしオリエンタル・アレンジになっていて、元の旋律は留めてないように聞こえます。モシャヴ・バンドという名ですからJZツァディク界隈のグループでしょうか? Amazing heartfelt rendition of the Carlebach classic. Powerful Chassidic anecdote intro incredibly prescient for these times in the world.

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2010年2月 3日 (水)

フラメンコ・クレズマー・カルリバッハ

カルリバッハ関係でも色々面白い試みが見つかりますが、何と今日のタイトルのような演奏がありました。確かにスパニッシュ~アラブ音楽風な所と、クレズマー音楽の流れ、その両方が感じられる曲がカルリバッハの歌にはあります。あるいは元々スパニッシュ・フレイバーがのっかりやすい歌と旋律なのだろうと思います。シュロモ・カルリバッハは94年に亡くなりましたが、生前の彼を知らないような若い世代にも、このように色々形を変えて受け継がれていっているようです。
今日は所用で時間がなくなってしまいましたが、彼の歌には好きな曲がいくつもあるので、明日以降もう少し自作自演中心に追ってみたいと思います。ヘブライ語で検索すると色々出てきそうです。

Flamenco Klezmer Carlebach

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2010年2月 2日 (火)

ラビ・シュロモ・カルリバッハ

一昨日出てきたラビ・シュロモ・カルリバッハは、ハシディック・フォーク・ソングの名曲を沢山残した人で、ヘブライ語を学んだことのある方の中には、彼の歌を耳にされたり歌ったこともある方が多いかと思います。「スィンギング・ラビ」(歌うラビ)の異名を取るほどだったそうです。Hed Arziからのベストでは、「ヴェハエル・エイネイヌ」(「照らせ、我らの瞳を汝の律法に」)、「ヴォイー・ベシャローム」、「レマアン・アハイ・ヴェレアイ」(「我が兄弟と我が友のために」、惜別の歌としても歌われる曲 詩編122編より)、「オッド・イシャマー」(「ユダの町々に再び聞かれるだろう」、結婚式の歌 エレミア書33章より)、「アディール・フー」(過ぎ越しの祭の歌)、「キ・ミツィオン」(イザヤ書2章より)、「ウヴァウ・ハオヴディーム」(イザヤ書27章)等が収録されていました。私自身、90年代の前半に通ったヘブライ語教室で、彼の歌を随分歌ったものです。今でも暗記している歌が何曲かある位に、当時かなり彼の歌の世界に魅了されました。
最初はその独特なフォークスタイルに戸惑いを覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、その宗教的な歌詞とニグン(メロディー)の一体となった歌は、ユダヤ人以外にも感動を呼び起こすものだと思います。クレズマーの音楽家では、アンディ・スタットマンがよくカルリバッハの曲を演奏していました。いつもキパを被っているような宗教的な人だからだろうと思います。
今日は何曲かカルリバッハ自身のライヴ映像を中心に選んでみました。

Carlebach at AECOM 1989

上記の「レマアン・アハイ・ヴェレアイ」を歌っています。This is a concert I did with Shlomo Carlebach at Albert Einstein College of Medicine's Robbins Auditorium in February 1989. He performed with my band Kabbalah. I'm the guy on the bass

Shlomo Carlebach Boi B'Shalom 1973

上記の「ヴォイー・ベシャローム」。歌詞の出典は不明ですが、これも聖書でしょうか。Shlomo Carlebach singing Boi B'Shalom 1973 in Israel

Carlebach Singing in Public

短いですが、上記の「オッド・イシャマー」。結婚式での演奏のようです。

Reb Shlomo Carlebach -The Last Seder In The Warsaw Ghetto

A heart wrenching story about a Jewish boy who asks his father Ma Nishtanah" at The Last seder in the Warsaw ghetto, by our holy tzadik R' shlomo Carlebach Zt'l.

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2010年2月 1日 (月)

更にソル・ア・カカス・マール

29日にアップしたソル・ア・カカス・マールは、チャールダッシュのラッサンの部分から生まれた曲なのでしょうか。その深い憂愁のメロディには、「極北のジューイッシュ・メロディ」の印象を勝手に持っていました。あのムジカーシュの盤以降、いつの間にかクレズマー・シーンでもメジャーになったのか、youtubeはまだまだ見つかります。何とマイケル・アルパートの弾き語りもありました。今日は幾つかまとめて上げておきます。ムジカーシュ&マルタ・セバスチャンとは異なる趣向を色々楽しめます。
ルーマニアでドイナと結合したように、ハンガリーの農村ジプシー音楽のスタイルとの見事な融合例として、この曲は上げられるかも知れません。個人的には最も好きなジューイッシュ~ハンガリアン・メロディの一つです。

Szól a kakas már

ブレイヴ・オールド・ワールドのマイケル・アルパートのヴァイオリン弾き語り。Not bad, but compared to Marta Sebestyan or Elizabeth Schwartz, no contest!なんてコメントが見えます(笑) しかし、良い味出してると思います。Michael Alpert sings this famous Hungarian-Jewish melody, announcing the arrival of the Messiah, while accompanying himself on violin, with Ze'ev Feldman & Stuart Brotman harmonizing on hammered dulcimers (cimbals) in concert at the Yiddish Summer in Weimar, Germany 2002.

Ot Azoj klezmer Goes Argentina - Szol a kakas mar

Sponsorconcert Ot Azoj klezmer Band Goes Argentina - Szol a kakas mar - Live in Cafe Pakhuis Wilhemina Ot Azoj is playing at klezfest Klezfiesta, Buenos Aires, Argentina.

EZTER - SZÓL A KAKAS

Szól a kakas már...

ハンガリー語の歌詞が出ていますが、よく見るとヘブライ語語彙(Adoneynu...の件)が入っているのが分ります。

Ruach - Szól a kakas már

Szól a kakas már

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