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2010年3月14日 (日)

ナオミ・シェメルの自作自演

ナオミ・シェメルさんの自作自演があればと思って探してみました。ありました! 「黄金のエルサレム」はないみたいですが、「ヘヴレイ・マシアッハ」と「ゼメル・ノデッド」の2曲です。特に前者は名歌だと思います。にこやかに歌われる中に感じられる一抹の哀感。専門の歌手のように上手くはないかも知れませんが、とても味わい深い歌唱です。後者はドゥダイームの歌唱で聞いたことがあります。3/1に取り上げたエステル・オファリームの「シール・ハノデッド」(「流浪の歌」のような意味)と大体同じ意味になるはずですが、こちらは楽天的なムードが漂っています。シールは「歌」や「詩」、ゼメルは同じ歌でも賛歌のような意味あいを含む形にも変化する言葉です。ZMRの語根が「クレズマー」や詩篇に出てくる「ミズモール」(賛歌)などの部分になっていて、特にクレズマーについては比較的知られているかと思います。クレズマーの場合は、「道具」の意味のクレイと、「歌」や「演奏」のゼメルが合わさって出来た言葉です。


 


נעמי שמר-חבלי משיח



道に行き暮れて当てもなく彷徨う時にも、私の心にはいつも御守りのように一つの歌が静かにこだましている。「メシア到来前の苦難が今やって来ているのだ」 (例の「イスラエルの歌」より引用)


נעמי שמר - זמר נודד

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コメント

Homayun様

すみません。私の書き方が悪かったので、誤解を与えて申し訳ありません。

モルデハイ・ホロヴィッツ氏はナオミ・シェメルさんのご主人です。現在は老人ホームにおられます。もともとは弁護士で、また文筆家でもあります。ナオミさんの自伝を書くといっておられましたが・・・。


「ヘヴレイ・マシアハ」の映像をありがとうございます。私はこの歌のことを4年前、ナオミ・シェメルの一番の親友、女優のリフカ・ミハエルさんに取材したことがあります。

彼女はこう言います。
「この「ヘヴレイ・マシアハ」の意味は「メシア到来前の産みの苦しみ」です。第2神殿末期から7世紀ごろに活動したユダヤ教の賢者によると、救いへ至る過程に、多くの苦しみが伴います。それは出産時の妊婦が経験する産みの苦しみのようです。

賢者はこの「メシア到来前の苦しみ」から救われたいと願う者に対し、聖書を読み慈善行為を行うよう説いています。

近現代におけるショアー(ナチのユダヤ人大虐殺)は、この「メシア到来前の苦しみで」あるとする見方もあり、過去のユダヤ人も、スペイン追放や、1648年-1649年のウクライナでのユダヤ人虐殺などの出来事に対し、同様な見解を示していました」。

投稿: yoshua1960 | 2010年3月15日 (月) 20時20分

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