エステル・オファリームの「流浪の歌」
この辺で1/12にアップしましたイスラエルの女性歌手エステル・オファリームの歌唱をまた見てみようかと思います。前回はオイフン・プリペチクやドナ・ドナを上げましたが、いずれもイディッシュ語の歌で、中心的なレパートリーのヘブライ語の歌がまだでした。大ヒットした曲としては、「ハユー・レイロット(夜だった)」や「ライラ・ライラ(夜よ夜よ)」と、今日の「シール・ハノデッド」辺りになると思います。個人的には「シール・ハノデッド」に一番ぐっと来ます。
周知の通り、イスラエルからは素晴らしい女性歌手が数多く出ています。ショシャナ・ダマリ、ネタニア・ダヴラツ、ナオミ・シェメル、シュリ・ナタン、オフラ・ハザ、最近のサリット・ハダッド等々、枚挙に暇がありません。特にエステル・オファリームの憂いに満ちた歌声は印象的で、個人的には最近でもよくプレイヤーに乗ることが多いです。
因みにタイトルですが、シールは「歌」、ハは定冠詞、ノデッドは「流浪者」、または「渡り鳥」の意味ですから、今日のタイトルのようにも訳せるかと思います。歌詞の詳細を調べたことはありませんが、ユダヤ人の悲しい運命を投影した曲に聞こえて仕方ありません。
Esther Ofarim - Shir hanoded (1972)
Shir hanoded
Esther Ofarim sings "Shir hanoded"
live 1998 in Hamburg (Hamburger Kammerspiele)
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