Chad GadyaとDayenu
ペサハ(過ぎ越しの祭)に歌われる歌で特に有名なのが、ハド・ガドヤーとダイェーヌでしょう。ハド・ガドヤーは「一匹の仔ヤギ」という意味のアラム語で、アシュケナジム系の過ぎ越しの祭りのセデルの最後の締め括りとして歌われる歌ですが、セファルディー系の伝統にはないそうです(この一文の情報はWikipediaより)。メロディには何通りかあるようです。ユーモラスなイディッシュ・ソングのスタイル(今日の一本目のような)やクレズマーにもよく登場するので、聞き覚えのある方もいらっしゃるのでは。God is My Co-Pilotというジョン・ゾーン周辺のグループが90年代に面白いアレンジで歌っていたのを思い出します。
もう一曲のダイェーヌとは、「私たちには十分だった」という意味ですが、全訳すれば「もし私たちをエジプト(ミツライム)から引き出されただけでも、それで私たちには十分だったろう」とでもなりましょうか。モーセに率いられて出エジプトできたことへの感謝の歌です。
Chad Gadya by Moishe Oysher
Ofra Haza - 1979 - Chad Gadya
オフラ・ハザによるハド・ガドヤー。
Dayenu (דַּיֵּנוּ) Passover Song (Christian): Performed Live
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