ペントザリとポントゾー
四半世紀以上前に大学で古典ギリシア語(新約聖書の言葉コイネーではなく古代ギリシアのアッティカ方言)は少し習ったので、多少は分かりますが、何しろ四半世紀前なもので記憶が断片化しています(笑) それに現代ギリシア語は簡略になっている(と思われる)反面、色々違いもあります。相当にトルコ語と南スラブ諸語の影響は色濃いようです。
さて、舞踊で見ていたら、クレタの興味深い映像がありました。ペントザリと呼ばれる男性の踊りですが、ブーツを履いて細かい跳躍が多く入るところが特徴のようです。ブーツを履いた男性の踊りで思い出しましたが、ハンガリーにポントゾーという踊りがあります。1977年頃に来日したハンガリー国立舞踊団の公演のTV映像を見た記憶がありまして(録音テープは今でも保存してありますが)、その中で踊られていました。面白い言葉の響きで覚えていました(笑) ペントザリとポントゾーは言葉自体も似てますし、踊りはそっくりと言っても良さそうです。ハンガリーのようにブーツを叩く動作はなさそうですが。
と言うことで、今日は両方をアップしてみました。バルカン起源の踊りが南北に行ったのか、それともギリシア起源なのか、どちらかになるのでしょうか? 日本で言えばクレタとハンガリーは九州と北海道くらいの距離ですから、さもありなんと思えてきます。
Πεντοζάλι
Pentozalis
Pontozó KME Senior Fiúk
Hungarian traditional folk dance 5: Pontozó
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