1000号記念 タランテッラとレズギンカ 2
ようやく今日でこのブログも1000ページになりました。900過ぎてから長く感じました(笑) もう少しギリシア周辺で続けようと思っています。昨日に続けてエピルスで行こうかとも思いましたが、1000号ですので、心躍るテーマにしておきます(笑)
先ほど19日のブログ(南イタリアのタランテッラ、あるいはタランテラと、コーカサスのレズギンカ、あるいはイスラメイの類似性についてちょっと書きまして)へのふぁどさんのコメントへの返信で書いたことと重複しますが・・。
前にコルシカの時に書いたと思いますが、コルシカのポリフォニーは、グルジアのポリフォニーの影響を受けているという記述を見かけますから、明らかな事実のようです。同じように、そっくりなリズムのレズギンカとタランテッラも、他人の空似とは思えませんでした(笑) ビザンツ帝国時代にギリシア人が媒介したのでは、とも思いますがどうなのでしょうか。どちらのケースも、ビザンツ帝国の西と東の端での事象のようなものですから。当初グルジアとコルシカは余りに遠いのでは、と思ったりしたものですが、最大版図の時はほぼ両方がすっぽり帝国内に収まっています。
皆様からのご意見をお待ちしております。
タンタ、タタタという急速な6/8拍子(通称ハチロク)は、人々を踊らさずにはいませんが、終始飛び跳ねるように踊るタランテッラに比べると、そっくりなリズムでも、レズギンカでは何と女性は優雅、男性は勇壮なことでしょう。
Tarantella Calabrese - Malandrina - VERY RARE!
イタリアの爪先部分に当たるカラブリア地方のタランテッラの古い映像。
Tarantella Calabrese - U Zu Cicciu D'America
カラブリアのタランテッラ。ダンサーはアメリカ人?
Tarantella Calabrese - Gitana (Gypsy)
ジプシーのタランテッラ映像もありました。
Tarantella
こちらはイタリアの踵部分に当たるプーリア地方のタランテッラ。
Lezghinka, emozioni a passo di danza
ダゲスタンの舞踏団によるレズギンカですが、タイトルがイタリア語になっているところに惹かれました(笑) イタリア公演の模様だとしたら、タランテラを聞きなれたイタリア人はどう思ったのでしょうか。ロシア連邦内の北コーカサス諸国の一番東に位置するダゲスタンは、レズギンカ発祥の地と言われることも多いそうです。
taraf de haidouks live
おまけで、何度も来日してすっかり大人気のタラフ・ドゥ・ハイドゥークスによるレズギンカ。これは「剣の舞」で有名なハチャトゥリアン作曲のレズギンカです。アルバム「マスカレード」収録。4回彼らのライブを見ましたが、レズギンカはまだです。というか最後に行ったのが04年なので、レズギンカはまだレパートリーになる前でした。
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コメント
こんにちは。半年くらいぶりに書き込みさせて頂きます。
実は私も1年くらい前にレズギンカとタランテラが似ていることに気づきまして、ずーっと不思議に思っていたんですよ!!
今回のブログを拝見してまさに目から鱗の仮説だと思いました。
タランテラが中世の頃から演奏・踊られていることを考えれば時代的にかなり説得力があるかと思います。
あとこれは私が勝手に考えた仮説なんですが・・・(^_^;)
この時代に聖像破壊運動(イコノクラスム)というものが東ローマ帝国で起こるのですが、これに反対した多くの修道士や宗教芸術の画工達がイタリアへ逃げて行ってるんですよね。(これによって西方美術が発展します。)
おそらくこの時にカフカスからイタリアへ移った画工たちがいて、レズギンカを伝えたのではないかと私は勝手に推測してます。
どなたか歴史的に証明して下さる方がいるといいのですが・・・(^_^.)
投稿: kanako | 2010年7月31日 (土) 15時36分
kanako様
コメント有難うございます。お返事が遅くなりました。
イコノクラスムのエピソードは非常に興味深いですね。西方美術が発展が、ひいてはルネサンスを用意したような面もあるのでしょうか。(さすがにそれは時代が飛びすぎでしょうか)
南イタリアだけにタランテラが見られるのは、ギリシア系住民が多かったことと、深い関係があるように思いますが。
しかし、タランテラが中世から踊られていたと言うのは、びっくりです。そもそもカフカス~イラン一帯に多い6/8拍子のルーツの場所がどこになるのかも、前から非常に気になっています。
レング~レズギンカ~タランテラの共通性について、調べると面白いかも知れません。
投稿: Homayun | 2010年8月 2日 (月) 00時49分
中学校の夏休みの宿題(音楽)で引用させて頂きます
投稿: | 2011年7月17日 (日) 17時48分