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2010年7月11日 (日)

古代ギリシアの音楽

今晩は選挙とワールドカップの決勝のダブルでとても賑やかな宵です。この2日間ブログに手が回らず書けませんでした。オペラはこの位にして、他のギリシアの音楽を見てみたいと思います。
今日は古代ギリシアの音楽で探してみましたが、これがまた結構あります。このタイトルでまず思い出すのは、スペイン古楽界の鬼才グレゴリオ・パニアグアの「古代ギリシアの音楽 Musique De La Grece Antique」(Harmonia Mundi France)でしょう。残念ながら現在は廃盤のようですが。近年は弟エドゥアルド中心にPneumaから諸作が出ていますが、兄のグレゴリオは早々グループから独立してしまったようです。80年代に話題になった「臀上の音楽」の頃には兄の奇抜な才能が開花していましたが、その頃に出た「古代ギリシアの音楽」もリスナーをあっと驚かせたものです。古代ギリシアの音楽についてはこちらが参考になります。
西洋音楽のベースになった教会旋法では、ドーリア、フリギアなど、名称において継承されていますが、現在にまで伝わる幾つかのギリシアの旋律(上記盤のHymne Delphique À Apollonなど)は、教会旋法とは異なる、とらえどころのないような不思議なメロディを持っています。一方youtubeに見られる古代ギリシア音楽と付けられた映像は、古代までいかない中世のビザンツ時代か近世のオスマン時代の影響の濃い感じの音楽がほとんどのようです。
古代ギリシアの音楽は、同時代のペルシア音楽などに影響を与え、間接的に現在のイスラーム圏の古典音楽に入り込んでいるのでしょう。西洋ではなく、イスラーム圏の音楽の方が、古代ギリシア音楽直系と言えそうです。

Ancient Greek Music - Delphic Paean



こちらは数少ない本物の古代ギリシアの旋律。

Hymn to Zeus



ゼウスへの賛歌となっていますが、本当に古代の旋律かどうかは不明。

Akousate (Ancient Greek Music)

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