ヤナトゥとプラトノスのクレプスキュールな音楽
ヤナトゥの歌に戻って、気になっていた2本を上げてみます。レナ・プラトノスはサヴィナ・ヤナトゥとの共同作が多く、プラトノスが作曲または編曲(ハジダキスの曲もありました)し、ヤナトゥが歌うというパターンで、プラトノスの声は直で聞いたことがあるようなないような、、、という印象。不思議な音楽家です。
今日の2本はギリシアの詩人Kostas Karyotakis (1896-1928)の詩につけられたもの。ギリシア彫刻の一本目が特に目を引きますが、内容は往年のクレプスキュール・レーベルかディップ・イン・ザ・プール(甲田益也子(vo)他)辺りを思わせるような、静謐でノスタルジックかつ高雅なイメージの楽曲です。筆者はその両者含むニューウェーヴ界隈の音楽に80年代はどっぷりだったので(後者は当時ライヴも見ましたし)、結構懐かしいイメージで聞いてしまいました(笑) ヤナトゥとプラトノスがその辺のムーヴメントを知っているのかどうか、気になるところです。
KARYOTAKIS - PLATONOS
KARYOTAKIS 2 - PLATONOS
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