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2010年8月 5日 (木)

LahutaとLavta

昨日ないと思っていた擦弦楽器ラフタの映像が見つかりました。綴りが違っていてLahutaと書くようです。世界民族音楽体系(ビクター)の解説で判明しました。昨日アップしたLavtaは、いかにもラウードやリュートを連想させる名前で、その元をたどればウードにアラビア語の冠詞を付けたアル・ウードに由来している訳ですが、ラフタはどうなのでしょうか。hが付くことで、何か座りが悪く感じられます(笑) 
Lavtaは構造的にはウードとタンブール系の相の子とも取れる楽器で、ウードのような洋梨型の胴に長めの棹が付いています。Lahutaは丸い胴をしている点では似ていますが、擦弦で弦の数は何と一本だけ。弦の数の少なさや、シャーマニックにすら聞こえそうなその音色、吟遊詩人に愛奏されてきたという点では、カザフのコビュズ(弦は2本)に似たイメージを覚えます。
上記の伊東一郎氏の解説によると、Lahutaはアルバニアの英雄叙事詩の伴奏に用いられる楽器で、隣国セルビアやモンテネグロのグスレに対応する、とあります。楽器の見た目はアラブ的な面も見せながら、そのルーツはスラヴの語りに近いものがあると言えるでしょうか。しかし、出ている音は相当に中東的でもあると思います。

Lahuta

Nikolle Nikprelaj - Lahuta

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