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2010年9月20日 (月)

複数のオデッサ・バルガー

今度はブルガリアからクレズマーの方にそれていますが、この機会にもう少しクレズマーのブルガールを見てみます。最も有名なクレズマー曲の一つと言って良いオデッサ・ブルガール(バルガー)ですが、よく聞くメロディは昨日の一本目でしたが、往年の名人の演奏を収録したRounderの「クレズマーのパイオニア」に出てくるのは、全く異なります。これもとても良い旋律です。
前者の方は何か映画に使われていたのを覚えていますが、それがパッと出てきません。確かトポルがテヴィエ役の「屋根の上のヴァイオリン弾き」だったように思いますが。(ポーランド映画「宿屋」だったかも?) ちょうど今日の3本目のような、ハシディックな雰囲気の溢れる場面でした。

Klezmer Pioneers [1905~1952] - Odessa - Bulgar



1905-52年の往年の名人の演奏を収録したRounderの「クレズマーのパイオニア」から。映像はそのジャケット写真。90年代にはクレズマーのヒストリカル音源が色々出て、このラウンダー盤も随分と人気のあった盤ですが、現在入手困難になっているようで、残念です。

Odessa Bulgarish | Klezmerband Spiel Klezmer Spiel



ヴァイオリンとアコーディオン、ユーフォニウム(ではなくバリトンのようです)のトリオ。オランダのグループで、クラリネット奏者はこの曲では休んでいます。こういう小編成で聞くのも曲の生まれる過程を見ているようで楽しいものです。

Melech Mechaya - Bulgar from Odessa (ao vivo em Pombal)

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