« セルビアとハンガリー | トップページ | ボスニアのセヴダ »

2010年11月 9日 (火)

ヴォイヴォディナ

セルビア北部のハンガリー系住民の多い地方は、ヴォイヴォディナと呼ばれています。第一次大戦後にオーストリア・ハンガリー帝国からセルビア王国が獲得した土地なので、ハンガリー系が多いのは当然でしょう。音楽もセルビアとハンガリーの両方が聞こえてきます。住民構成は、セルビア人:65%、マジャル(ハンガリー)人:14%、クロアチア人:3%、スロベニア人:3%とのこと(ウィキペディアより)。不明なパーセントが多いのも、気になります。ユーゴスラヴィア人というカテゴリーも存在するそうで、これは混血が進んだ結果、どのエスノグループにも入らない「南スラヴ(ユーゴスラヴ)」としか言いようがない人々を指すそうです。
しかし、東部のブラフや、南のコソヴォ、西のボシニャク(ボスニア系のムスリム)などでは音楽的にも大きく開きがあり、大きな国ではないのに、その多様さには驚かされます。

српске песме-где је српска војводина



ヴォイヴォディナの一種の愛国歌のような曲でしょうか。あるいは州の歌? これはセルビア、クロアチア、スロヴェニアのどれかになると思いますが、伸びやかな明るさからはクロアチア風に聞こえます。

Hungarian Folk song - TRIO



セルビア北部のSuboticaのハンガリアン・レストランでのチャールダッシュ。1分30秒辺りから演奏されているのは、ハ短調の作者不詳のチャールダッシュとして、ハンガリー国立民族楽団のLP「エチェル村の結婚式」に入っていて聞いたことのある曲でした。77年の来日の頃に出た音源で、フンガロトンからCDも出ていました。良い曲です。

|

« セルビアとハンガリー | トップページ | ボスニアのセヴダ »

バルカン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヴォイヴォディナ:

« セルビアとハンガリー | トップページ | ボスニアのセヴダ »