« ボゴミール派 | トップページ | ゴラン・ブレゴヴィッチ »

2010年11月26日 (金)

サラエヴォの音楽家 ヤドランカ

ボゴミールについてもっと掘り下げたいところですが、余り分かりやすい映像はなさそうですので、次はボスニア出身の音楽家について見てみたいと思います。
首都のサラエヴォからは日本でもよく知られている音楽家が何人か出ています。1984年のサラエヴォ五輪の主題歌を歌い、戦火の収まらぬ祖国を離れ88年から日本に移住し、90年代から注目を集めてきた女性歌手ヤドランカさんと、映画監督のエミール・クストリッツァとのコラボレーションで知られるゴラン・ブレゴヴィッチがその代表格だろうと思います。彼らはボスニアに止まらず、旧ユーゴを代表する音楽家と言って良いのでしょう。ブレゴヴィッチはセルビア人、クストリッツァはボスニア人(ムスリム)、ヤドランカはセルビアとクロアチアのハーフ。このように文化的背景は異なっても、音楽を通してコラボ可能であることを証明して見せてくれた3人です。
今日はヤドランカさんの歌声から。60年代からロック畑等で活躍し、フランク・ザッパなどの先端的な音楽への関心を持ち続けたという彼女ですが、今日の2曲のような切々としたギター弾き語りには、アグレッシヴさではなく、先日来見たようなスラヴの吟遊詩人の伝統が脈々と生きているように思えます。

Jadranka Stojaković - Što te nema

Jadranka Stojakovic - SVE SMO MOGLI MI

Babuna i Zrze



ボゴミール関係も一本上げておきます。Region of exceptional beauty and cradle of Bogomilismと解説にありますが、後半がその「ボゴミリズムの発祥地」の探検映像でしょうか。だとしたら非常に興味深いものがあります。

|

« ボゴミール派 | トップページ | ゴラン・ブレゴヴィッチ »

バルカン」カテゴリの記事

コメント

ちょうど昨日、ヤドランカCDを久々に聴いたところでした。
やはり素敵ですね。NA DRUMOVIMA SREMA「丘につづく道」も好きで
聴きよう聴き真似でこっそり歌ってます。
これはクロアチア語とセルビア語が混ざった歌なんですね

投稿: 笛吹khanom | 2010年11月27日 (土) 00時27分

>笛吹khanom様
コメント有難うございます。NA DRUMOVIMA SREMAも良いですね。昔のイスラエル・ポップスに似た雰囲気も感じました。
私は90年代に彼女の歌が流行ってる頃にはちゃんと聞いてなかったので、今回が初に近いですが(^^;
当時の店のスタッフが、「宿らんか!」と怒られてるようだと冗談言っていたのを思い出します(笑)
クロアチア語とセルビア語は、使用文字がローマ字とキリル文字に分かれる以外は方言程度の違いのようです。宗教の違いは語彙に出てきているのかも知れません。

投稿: Homayun | 2010年11月27日 (土) 23時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: サラエヴォの音楽家 ヤドランカ:

« ボゴミール派 | トップページ | ゴラン・ブレゴヴィッチ »