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2010年11月 1日 (月)

ヴラフの音楽

ヴラフと総称されるロマンス語を話す人々は、広義にはルーマニア人も含むようですが、一般にはルーマニア以外のバルカン各地でロマンス語を話す人々を指すことが多いようです。バルカンの先住民がローマ化された人々のようで、元はイリュリア人、ケルト人、ギリシア人等だったのではとのこと。
思い出しましたが、フランスのChant du mondeの廃盤音源に「ルーマニア東部ドブロジャのアルーマニア人の音楽」という盤がありましたが、彼らは典型的なヴラフということになります。アルーマニアという紛らわしい名前ですが(最初はアルメニア系かと思いました)、同じ系統のロマンス語を話していてもルーマニア人とは異なると見るようです。現在もギリシア、ブルガリア、マケドニア、セルビアなどにそういったロマンス語を話す少数民族がいるというのは、少なからず驚きの事実だと思いますが。
昨日の「吸血鬼を追い払う曲」ですが、セルビアのヴラフには、死者が甦るのを恐れる時に、死者の胸に木の杭を打ち込む風習があって、その際に演奏される笛の曲でした。そんな陰惨さはほとんど感じさせない飄逸な音楽で、ひらひらと蝶々が飛ぶ様のようにも聞こえます。そんな所にもヴラフの民俗の特異性があるのでしょうか。

Padure, soro padure



昨日のミロジ村の葬送音楽の続きに収録されていた曲。「吸血鬼を追い払う曲」の前のトラックです。この太い音は、ヴァイオリンなのかどうか、確認したいところです。

Aromanian (Vlach) Wedding from Greece part.1



ギリシアのアルーマニア人の結婚式の歌。確かによく聞いていると、ロマンス系(ラテン系)の言葉に聞こえます。

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