「愛の嵐」の挿入歌 Wenn ich mir was wünschen dürfte
今日の曲はセヴダではないとは思いますが、ここ数日思い出して仕方ないので、この際アップしておきます(笑) Wenn Ich Mir Was Wünschen Dürfte(「望みは何と訊かれたら」)は、70年代のイタリア映画「愛の嵐」に使われ、一部のファンの間にはかなり知られた歌だろうと思います。この歌は30年代にマルレーネ・デートリヒが初めて歌いましたが、70年代になってシャーロット・ランプリングが「愛の嵐」の中の衝撃的なシーンで再び歌い演じました。知ってる人は激しく知っているシーンだと思います。
Friedrich Holländerが詩・曲とも書いたこの退廃美を極めたような陰鬱なメロディ、セルビアかどこかスラヴ圏のメロディに雛形があるようなことを読んだような記憶が薄っすらとありますが、残念ながらその詳細がすぐには分かりませんでした。詳細ご存知の方、いらっしゃいましたら是非お教えください。この歌を聴いてすぐに連想してしまうのが、チャイコフスキーのスラヴ行進曲と、マーラーの交響曲第7番の第3楽章です。この類似の件についても、どこかで指摘していたのを見かけた記憶があります。明らかに似ているように思いますが、いかがでしょうか。
Charlotte Rampling "Wenn Ich Mir Was Wünschen Dürfte"
映画「愛の嵐」より。最後の生首の場面はサロメを想起させる。
Marlene Dietrich - Wenn ich mir was wünschen dürfte
マルレーネ・ディートヒの歌唱。
Tchaikovsky - Marche Slave
Mahler: Symphony No. 7: Mov. 3
バーンスタイン指揮ウィーン・フィルによるマーラー交響曲7番の3楽章。
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