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2010年12月

2010年12月31日 (金)

ハンガリー舞曲

いよいよ今年も後数時間になり紅白が始まっています。西日本は大雪の所が多くなっていますが、瀬戸内はちょうど雲の切れ間に入ったようで、雪もなくほとんど晴れの一日でした。気温は最高気温で5度でしたが(笑) 今日はUstreamでのロリン・マゼールのベートーヴェン交響曲全曲演奏会生中継を横目で見ながらの作業でした。最後は第九で締めだと思いますので、ご興味のある方はご覧下さい。
ハンガリー・シリーズ、今日はちょっと趣向を変えてブラームスのハンガリー舞曲をアップしておきます。これらの曲の原曲があるのかどうか、余りに有名な曲集なもので調べたことはありませんが、昔から気になっていました。多分チャールダッシュ(ロマとマジャールの要素がブレンドした音楽)でしょう。何か分かったらまたアップします。
では皆様良いお年をお迎え下さい。

Henryk Szeryng plays Brahms Hungarian Dance No. 17

バッハの無伴奏の名盤で知られる大ヴァイオリニスト、ヘンリック・シェリングによる17番。

Yehudi Menuhin plays Brahms Hungarian Dance No. 5

巨匠ユーディ・メニューヒンによる5番。一番有名な曲です。

Brahms - Hungarian Dance No. 1 - Part 1/9

この1番が一番のマイ・フェイヴァリットです。憂いに満ちたラッサン?が特に素晴らしいと思います。この曲ではチェリビダッケの名演を思い出します。

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2010年12月30日 (木)

Herczku ÁgnesとPál István

昨日の一本目のアグネス・ヘルツクとイシュトヴァーン・バール(フィドル)の演奏は本当に素晴らしく、他にもないか探してみました。3本見つかりました。こちらもカロタセグの音楽のディープな世界にどっぷり入っていきそうな演奏です。昨日アップしなかった例の3人トリオの歌唱も含め幾つかアップしておきます。しかし、こんな演奏を聴いていると明日は紅白があって、明後日から新年と言う、平凡な?日常を忘れてしまいそうです(笑) 例のBuda盤に入っていた、とびきり心躍るナンバーがまだ見つかりませんので、出てきたらまたアップします。

Pál István "Szalonna" és Zenekara

Herczku Ágnes: Verd meg isten, verd meg azt, ...
Pál István Szalonnával a Bírlak Tánc Klubban. 2009. november 6.

Herczku Ágnes és Berecz István: Palatkai tánc

クレタの時に見たポントゾーの踊りらしき男性の動き(ブーツを叩くような)があります。

Living Hungarian folk songs

Nikola Parov, Herczku Ágnes; Se nem eső

上の映像に比べると、ニコラ・パロフとのコラボレーションは、モダン・トラッドの趣が強くなってきます。若いリスナーには受けが良さそうですが。

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2010年12月29日 (水)

Herczku Ágnes

ビーンズからハンガリー美女ヴォーカル三人組のアルバム「くちづてに」が出ていますが、その3人の中で最もトラッド(伝統的)な歌を歌っているのは誰かと言えば、やはりアグネス・ヘルツクでしょう。昨日のMixtvra Cvltivalisだけでなく、Budaのヘゲドゥーシュとの「ハンガリー農村の音楽」でも素晴らしい歌唱を聞かせていました。少し線の細い声も個性だと思います。youtubeには動画が色々ありますので、彼女の歌唱を中心に探して見ました。

Pál István Szalonna, Herczku Ági - Szentendre, 2008

前半のヴァイオリン・ソロのテクニック、後半のヘルツクの歌唱共に素晴らしいと言う他ないです。トランシルヴァニアのカロタセグ地方の民謡のようですが、チャールダッシュのような高揚感があります。

Herczku Ágnes - Nikola Parov - Ha te tudnád

この幾分モダンなトラッド・ナンバーはFonoのArany Es Kek Szavakkal収録だったと思います。

Sem eső - Szájról szájra

「くちづてに」に入っていた曲かどうか調べないと分かりませんが。左からアグネス・ヘルツク、サローキ・アーギ、シルヴィア・ボグナール。

Fekete madár - Bognár Szivia / Szalóki Ági / Herczku Ágnes

こちらはララバイ風にも聞こえるトラッドなナンバーです。

Herczku Ágnes & Bognár Szilvia & Szalóki Ági - Sem eső - Tűzugrás

Herczku Ágnes & Bognár Szilvia & Szalóki Ági - Lidlidli

サローキ・アーギは、ハンガリーを代表するコンテンポラリー派トラッド・フォーク・バンド「マカーム」や、ハンガリーのロマ系ツィンバロム第一人者バログ・カールマーンとの共演などをはじめ、お馴染みの大人気バンド「ベシュ・オ・ドロム」のヴォーカリストとしても活躍。
ボグナール・シルヴィアは「マカーム」で長年活躍、また2006年に発表したソロ・アルバム「ENEK ORZI AZ IDOT」が本国で大ヒットした実力派のヴォーカリスト。
ヘルツク・アーグネシュは、2002年のソロ・アルバム「ARANY ES KEK SZAVAKKAL」でバログ・カールマーンと共演し大いに話題になりました。仏Budaのヘゲドゥーシュとの共演盤も既に名盤として知られているでしょう。

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2010年12月28日 (火)

Fono Zenekar

昨日は寒さに負けて休んでしまいました。さて、ハンガリーのトラッド・グループを見ていましたが、今日はフォノー・ゼネカル。アルバム「Mixtvra Cvltivalis」がFono(こちらはレーベル名)から出ていました。そこでのヴォーカルはアグネス・ヘルツクでしたが、youtubeを見ると他の歌手が出ているものが多いようです。ヴァイオリンやガルドン(打楽器的に弾かれるボックス・チェロ)などの妙技が耳と目を楽しませます。カロタセグ、チャールダッシュなど、多様なハンガリー音楽を際立ったテクニックで聞かせます。

Mondomix présente : Fono Zenekar

前半はチャールダッシュでしょう。1分30秒位のバグパイプ伴奏で歌っているのが上記のアグネス・ヘルツク。近年バルトーク作品にも取り組んだり、サローキ・アーギらとの女性トリオで歌ったりと大活躍です。後半はヴァイオリンとガルドンのデュオ。

Ensemble Fonó featuring Andrea Navratil: Csárdás of Bodrogköz and Fresh - Fonó zenekar

これはタイトル通りチャールダッシュで、3本目のカロタセグの音楽とは全く雰囲気が異なります。

Kalotaszegi muzsika - Fono zenekar

現ルーマニア領トランシルヴァニアのカロタセグの音楽。ヴォーカルの女性歌手の名が不明です。

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2010年12月26日 (日)

Makám és Kolinda

クリスマスは終わりましたが、例のコリンダというバンドについても少し見ておきます。こちらのコリンダは、マカーム・エーシュ・コリンダとも呼ばれます。ハンガリー等のトラッドな楽器を使っていますが、プログレッシブロックを思わせる音楽性で、民族音楽の要素はフラグメント的に使われている位の曲も多いように思います。ハンガリーだけでなくバルカン~東地中海音楽を指向しているような曲もよく耳にします。
コリンダは、80年代に一部トラッドファンの間で話題になっていて、民族音楽雑誌パオ(Pao)で記事を見かけたような記憶が薄っすらとあります。グループ名にアラブの旋法をストレートに連想させる「マカーム」という言葉が入っている所が興味深いと思っていましたが、関係はあるのでしょうか。ハンガリー語での同音異義語でしょうか。

Kolinda - Tételek: Ha folyóvíz volnék - Altató - Én vacogok már

Kolinda - Bolgár kitérő

Makám és Kolinda - Úton 2

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2010年12月23日 (木)

ハンガリーのコリンダ

クリスマス向けにハンガリーのクリスマス・ソング、コリンダを探しましてみましたが、同名のトラッド・グループの映像がほとんどで、目当ての映像はほとんど見つからずでした。若干ありましたので、今日はそれをアップしておきます。コリンダは、ハンガリーだけでなく、中東欧のクリスマス・ソングで、一般にKolindaと書かれることが多いと思いますが、ルーマニアではColindaと綴られます。

Kolinda

KAKOSE PRAVI KOLEDARSKI STAP'' KOLINDA'' 2010. BREZONIK BOR.mp4

これは謎の一本ですが、もしかしたらコリンダで吹かれる笛でしょうか?

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2010年12月22日 (水)

Teka

ハンガリーのトラッド・シリーズ、お次は大御所のテーカ。大御所と言えば、テーカより遥かに知名度が高く、来日歴もあるムジカーシュやマルタ・セバスチャンもいますが、また後日と言うことで。
ハンガリーのトラッド音楽のリヴァイヴァル運動が70年代に興り、そのムーヴメントは「ダンス・ハウス」(ハンガリー語ではタンツハーズ)と呼ばれましたが、テーカもその頃から活動している76年結成(ムジカーシュより少し後)のグループ。長年ハンガリー農村のトラッド音楽を追究し続けるテーカの演奏は、ヴァイオリン、歌共に磨きがかかって燻し銀のような響きを聞かせます。女性ヴォーカルの優しい歌唱が私はかなりお気に入りです。
ここでちょっと予告しておきますが、年末年始は当ブログも飛び飛びのアップになるかも知れません。m(_ _)m

György Ránki Symposium 2008 (Parts/Music), Téka Tanchaz

Téka Kalotaszegi Muzsika 1. Hajnali

Téka Kalotaszegi Muzsika 4. Szapora ráadás

古いハンガリー農村音楽の重要な伝承地の一つは、現ルーマニア領トランシルヴァニアのカロタセーグにあります。こちらの映像はクルージ地方のハンガリー音楽とのことで、カロタセーグはその一部ということになるようです。

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2010年12月21日 (火)

Csík Zenekar

ハンガリーのトラッドに関しては、収拾が付かない位多いのは分かっていて、youtubeもそれこそ星の数ほどあると思います。昨日はCDリリースの記憶がなくて、演奏が良いところで紹介してみました。Bara orchestraは確かソロ・アルバムはなかったように思いますが・・。
これからしばらくは、CDも出ているような代表的なグループやアーティストをランダムにアップして、芸風の違いを見て行きたいと思います。まずはぱっと目に付いた、チーク・ゼネカルから。1988年結成のフォーク・リヴァイヴァルの実力派トラッド・グループです。ゼネカルとはアンサンブルの意味。コントラバス奏者は何とバルトーク・ヨセフという人でした(笑) 蛇足ながら、フィン・ウゴル系のハンガリー語では、日本語と同じで、苗字・名前の順に書きます。ハンガリーの音源情報

編成 (ヘゲデュ=ヴァイオリン、エーネク=歌、ハルモニカ=アコーディオン、ブラーチャ=ヴィオラ、ボェゴェー?=コントラバス)
Szabó Attila - hegedű,
Csík János - hegedű,
Barcza Zsolt - harmonika,
Majorosi Marianna - ének,
Kunos Tamás - brácsa,
Bartók József - bőgő

Csík Zenekar - Most múlik pontosan

こちらは現代的なポップな要素を、ハンガリーのトラッド演奏の中に上手く埋め込んでいるように思います。間奏部分はトラッドそのもの。

Csík zenekar - de szeretnék Lovasi

Csík Zenekar és Lovasi András - De Szeretnék

上と同じ曲。印象的なメロディとベースライン。

Csík zenekar - De szeretnék - paint videoklipp :)

これまた同じ曲。耳に残るメロディです。

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2010年12月20日 (月)

Bara orchestra

今日からハンガリー音楽を見て行きます。これまでにもトータルで10回位書いていたと思いますが、最初はハンガリー人の揺籃の地としてヴォルガ中流域に飛びましたから、今回はハンガリーに腰をすえてみたいと思います。70年代にクラシックを聞いていてバルトークの音楽にはまったことが民族音楽事始でしたから、思い入れは強いですが、余り色々なグループをちゃんと聞けている方ではないので、今回それぞれの特徴を上手くピックアップできたらと思っています。
ハンガリーのトラッド・グループというのは星の数ほどいると思います。CDはとても全て聞ききれないほど現地から出ていますが、それでもCDになっているのもまだまだ一部でしょう。それ程の音楽大国だと思います。クリスマスにはハンガリーのコリンダを、と考えています。
今日取り上げた女性中心のBara orchestraの演奏しているタイプは、どちらかと言えばエルデーイ(現在はルーマニア領になっているトランシルヴァニア)のハンガリー系音楽ではと思います。(特に一本目)

Beautiful melody from Hungary

泉のように出てくるヴァイオリンの旋律も驚きですが、ヴィオラの構えにも注目。立てて構え、ボウイングにも特徴があります。

The Hungarian music beautiful!

聴衆を見ながら平然と弾き続ける姿には驚いてしまいます。音楽が完全に体に入ってないとできないことです。

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2010年12月19日 (日)

Kekec チルドレン・ソング

今日はスロヴェニアの後追い情報になりますが、面白い映像を見つけたので、そちらを上げておきます。Kekecというのはこちらによると、スロヴェニアの国民的英雄で、実はゲイで等々とありますが、パロディサイトですから誇張(あるいは歪曲)されているでしょう(笑) ドイツ風な音楽とスラヴ語の言葉の響き、ディナルとアルプスが交差する土地特有の絶景、ノッポさんのような(あるいはスナフキン)少年の服装など、不思議この上ないです。スロヴェニア版トム・ソーヤのような存在でしょうか。

KEKEC - Kekčeva pesem

KEKEC - Dobra volja je najbolja

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2010年12月17日 (金)

南と西のスラヴ

今日で一応スロヴェニア・シリーズを終えようと思います。3ヶ月近く続いた旧ユーゴの音楽巡りもひとまずピリオドです。最後にふさわしい爽やかなスロヴェニアの音楽で。しかし、オリエンタルなマケドニアの音楽とは全く異なりますね(笑) 一つの国だったとは信じられません。
次回からはハンガリーへ。このブログの始まりもハンガリーでしたから、2巡目になります。今度はもっとディテールにこだわって行きたいと思います。

Die Jungen Original Oberkrainer - Slavko Avsenik Medley

やっぱりチロルに近い印象を覚えます。アコーディオンがメインですが、左のギターに注目。こんなギターの使い方もあるんですね。

Beautiful Slovenia

Na Planincah, and Polster Tanc (slovenian folk songs)

Czech folk song

いずれ廻りますが、西スラヴの代表チェコの民族音楽を一本比較で上げておきます。スロヴェニアからはオーストリアを挟んで北に位置します。アルペンな感じのスロヴェニアの音楽とはまるで趣が違います。ドイツ語圏の影響が強いスロヴェニアに対して、哀愁に満ちたあのモルダウを書いたスメタナを生んだ国ということを思い起こさせます。

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2010年12月16日 (木)

レジアの踊りとフィドル

寒波到来です。伊予でも現在気温が1度。ストーブの真ん前にいても暖まらず、寒すぎて腰掛けたいくらいです(笑) 今日もレジアの映像ですが、フォークダンスとフィドル奏法について少し分かるものがありました。言葉や歌はスラヴ的ですが、踊りや基本的な楽器については、やはりイタリア寄りかな、と思います。
余りに寒いし、時間もないので、本日は短文にて失礼します。

Folklorna skupina Emona - Rezija (35 obletnica 2002)

Etno Histria '08 - Little Promo Concert @ Škocjan, Aug 6

Resian folk song 5

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2010年12月15日 (水)

レジア渓谷の音楽

イタリア内スラヴの地、レジア渓谷の音楽、色々見つかりました。イタリア北東部のフリウリ・ジュリア地方になるのだろうと思いますが、レジア渓谷にはスラヴ系のスロヴェニア人が住んでいて、豊かな民族文化を残していました。女性の叫ぶような交唱、チティラ(ヴァイオリン)とブンクラ(3弦のチェロ)の組み合わせ(例のジョン・ゾーンのレーベル、DIWからの「レジア・ヴァレイ・ミュージック~スマルナミーザ」にも入っていました)など、驚きの映像の連続です。イタリアの地域別音源と言えば、アメリカの民族音楽学者アラン・ローマックスのシリーズが余りに有名で、フリウリ・ジュリアもあったと思いますので、よく探すとレジアの音楽も入っていたかも。場所的にはアルプスに近いのですが、レジアはやはり直でスラヴに繋がる部分を強く感じます。

Slovenski Ljudski Plesi, Rezija (part one), RTV Ljubljana 1988

ナレーションはスロヴェニア語だと思います。ロシア語に似ています。1988年に出たビデオからの映像とのこと。

Slovenski Ljudski Plesi, Rezija (part two), RTV Ljubljana 1988

Resian folk song 1

-rezijanska svatbena pesem- very very ancient and very hard to get; Resian wedding song, from resia valley old original recording. on the extreme western border of the slavic world high in the julian alps, in opposite to other places of the alps where slovenes live, resia valley has been cut from the outter world for centuries thats why it maintains its orthodox authentic slavic character.
if the Resians are Slovenians is left to the debate we certinly got same ancestors, but today our cultures are very diffrent. Officialy they are recognized as slovenian minority in italy but few of them fell Slovenian, they rather advocate Resia being a separate slavic micronation on its own.

Resian folk song 2

アニメも独特

Resian folk song 3

景色だけでなく、町並みや建物も美しいです。

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2010年12月14日 (火)

アルプス風?

スロヴェニアのアルプス風な音楽を拾ってみました。言われなければアルプスのドイツ語圏の音楽と違いが分からないように思います。長閑でなかなか良い感じです。
一方この国にはタンブリツァやツィンバロムを使った音楽もあるそうです。アルプスとは別のクロアチア、ハンガリー寄りの音楽ということになります。この狭い国土にそれらが同居しているというのは信じられない程。それらはまた見つかったらと言うことで。

Pouštrtanc / Polstertanz / Pillow dance - Slovenian folk dance

Trio Pogladič - Nikoli ne pozabi

Slovenian Buckeye Society - Slovenec Sem, Urška, En Hribček

こういうコーラスでは、スラヴのポリフォニックな伝統とチロル風の部分がせめぎあっているようにも聞こえます。

Cortina: valzer

キーワードに例のイタリア東部のレジアを入れて出てきた映像。違っていたらごめんなさい。明日もう少しレジアについては調べる予定です。

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2010年12月13日 (月)

Elfie Mayerhofer

今日の映像は戦前のオーストリアかドイツの映画だと思いますが、中でスロヴェニア語とロシア語の歌が登場します。スロヴェニアの音源というとDIWからイタリア側のレジア谷の音源なども出ていましたが、イタリアよりはオーストリアとの国境線が長いし、広くドイツ文化圏に入っていた時期も長かったと思います。ドイツ周辺のスラヴ系少数民族に、「ブリキの太鼓」の舞台のカシューブや旧東独南部のソルブがいますが、彼らもドイツ文化との関係を抜きに語れないと思います。それぞれまた取り上げるとして、今日の所はスロヴェニアとドイツ語圏の絡み合いというのも面白い探りどころと思った次第です。

Elfie Mayerhofer - Elfriede Datzig in Hotel Sacher 1939

ELFIE MAYERHOFER SINGS: A Slovenian Folk Song. (Elfirde Datzig & Walter Szurovy,Wolf Albach-Retty,Sybille Schmitz,Rosa Albach-Retty) and with a Russian Song.\Music by Willy Schmidt-Gentner

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2010年12月12日 (日)

スロヴェニアの民族音楽

旧ユーゴの一番北に位置し、南のディナル・アルプスではなく、西のアルプス山系に繋がる国土を持つスロヴェニアは、イタリアやオーストリアとの関係が深かった所。スラヴ系なのに西欧寄りで、おそらく旧ユーゴ内で最もイメージし難い国かも知れません。音楽もチロル風など、西欧的な印象が強いのに、言葉がスラヴ系というのが面白いです。

ISIA世界スキー教師選手権スロベニア歌う人

チロル風な歌を歌っているのはスロヴェニアのスキー選手。そう言えば、スキー選手にスロヴェニア人は多かったように思います。アルプス情緒満点の歌です(笑)

Ans. Rudija Bardorferja - Starka Zima/Zimska

One of the "forgotten" legends of Slovenian folk music Rudi Bardorfer with pevski kvartet Zvoncek.

Terezinka

オコラのスロヴェニアでもディアトニック・ボタン・アコーディオンがジャケットを飾っていました。An old Slovenian Folk tune, and one of my favorites. Played on a Zupan CFB flat 3 row diatonic button box.

Katice - DeKata - Vlahi

がらっと変わって、こちらはスラヴの伝統を強く感じさせる女声合唱。こんな音楽が小さい国土に同居しているのが面白いです。一つ気になるのは、タイトルにVlahiとあるので、もしかしたら旧ユーゴ内にも散在するロマンス語系少数民族の伝承かも知れません。

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2010年12月10日 (金)

Klapa CambiとKlapa Jelsa

次回からはスロヴェニアに移動することにしますので、クロアチア・シリーズの最後にクラパ歌謡の代表グループ2つの聴き比べをしておきます。結局クロアチアでもダルマチアの音楽が中心になりました。どうもyoutubeは圧倒的にダルマチア関係が多いみたいです。
例のARC盤に入っていた2つの男声合唱のグループ、クラパ・ツァンビとクラパ・イェルサですが、幾つか聞いてみて思うのは、ツァンビがヒロイックなまでの独唱を中心に歌い上げるのに対し、イェルサはスラヴの教会歌(と言っても正教会ではなくカトリックである点が少しイメージし難いですが)にも繋がるような厚みのある合唱芸術を極めようとしているように聞こえます。私はツァンビの男気系の歌がかなり好きで、男から見てもシビレます(笑) しかし、クラパ・イェルサの序曲1812年の冒頭を思わせるようなスラヴ的な合唱も非常に素晴らしいと思います。皆様はいかがでしょうか。因みに、youtubeの数もコメントの数もクラパ・ツァンビの方が圧倒的に多いです。

Klapa Cambi - Dobro jutro tugo

Lipa moja - klapa Cambi - Proglašenje pobjednika FDK 2000

クラパ・ツァンビのリパ・モヤは3度目の登場(笑) しかし何度聞いても良い曲です。

Klapa Jelsa - Divici Mariji

Klapa Jelsa - Veseli se Majko Božja

Klapa Jelsa - tiha noć - Silent night

クリスマスの曲も歌っていました。ダルマチア・アレンジ?

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2010年12月 9日 (木)

Braca Teofilovic

ブラツァ・テオフィロヴィッチ(テオフィロヴィッチ兄弟の意味でしょう)と読めると思いますが、90年代末からのフォークロア・リヴァイヴァルのムーヴメントの中でも突出した歌唱力で知られるクロアチアのフォーク・トリオ。兄弟歌手と器楽奏者一人(タパンかガイタでしょうか)の3人編成のようです。彼らの音楽は、ここ数日見てきたアドリア海側のダルマチアとは音楽的に全く異なりますので、内陸部出身ではないかと思います。レパートリーにはセルビアの曲も目立つようです。ロシアの小編成のコーラスにも繋がるような、いかにもスラヴ的な音です。ここでは、ダルマチアの明るい太陽は遠いなぁという印象です。

Braca Teofilovic - U selo kavga golema

Braca Teofilovic - Oj goro

This old folksong from Central Serbia recalls the times which immediately preceded the great fight of the Serbian people for freedom from the Turkish yoke (1804-1815).

Braca Teofilovic - Marijo, deli bela kumrijo

This is an old Serbian song dedicated to those who have travelled to distant parts seeking work. Since Mary's loved one is far away, it is difficult to be happy and cheerful.

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2010年12月 8日 (水)

混声のクラパ

更に見ていたら、混声のクラパ歌謡もありました。クラパ・リンドは、ドゥブロブニクのグループのようです。男性のコーラスに女性が一人だけ入るというのは、世界的に見ても珍しいと思います。古風なドゥブロブニクの町にはこんな歌声が似合うのでしょう。いつか行ってみたいものです。

acapella-Linđo-Dubrovnik-Izišla je zelena naranča

女性のソロが入ったグループ。これは珍しいパターンでは。

Izišla je zelena naranča - klapa Linđo N - FDK 1996

ライヴ映像もありました。

Klapa Cambi: Sve je ona meni

昨日の一本目でKlapa iz Bilicaの歌うSve je ona meniという曲を上げましたが、有名な曲のようで、クラパ・ツァンビが歌っている映像もありました。クラパ歌謡はスラヴなのに南国的なムードがありますが、その典型のような調子です。良い感じの歌です。Kaštel Kambelovac, 21.3.2009

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2010年12月 7日 (火)

再び男性のクラパ

昨日の女性のクラパ歌謡、削除されたのでしょうか。今日は見当たりません(^^;
男性の方をもう少し見ておきたいと思いますが、今日の一本目(クラパ・イズ・ビリツァ)、歌唱も男臭くダンディで良いのですが、伴奏楽器の中に4弦のギター?があって、目を引きます。タンブリツァと同じ弦の構成(4コースの5弦)で、高い弦だけ複弦になっています。また、2本目(クラパ・カムパネル)などを聞くと、クラパ歌謡がポップスに入ってきた場合、少なくとも歌唱力では最強になるのではと思いました。2本とも低音の魅力をすごく感じます。

Klapa iz Bilica - Sve je ona meni

Klapa Kampanel - Aj ća, volin te

Ne more mi bit - klapa Cambi (K. Kambelovac) - TV SPOT

クラパ・ツァンビも、この曲のようにポップスを結構歌っています。

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2010年12月 6日 (月)

女性のクラパ歌謡

クロアチアの沿海部ダルマチアのクラパ歌謡は、バルカン的なポリフォニーとイタリア風の明朗な歌謡性が融合したようなジャンルと言えるでしょうか。アドリア海沿岸部のダルマチアは、昔からイタリア文化の影響が色濃い場所。カトリック圏ですから、日常的な教会でのコーラスを通しても技法的に磨かれたのでしょうか。クラパ歌謡には先日の英ARCのCDのように男声が多いのですが、女声の演奏もやはりありました。音楽的、技法的に男声の場合と同じと見て良いと思います。解説はクロアチア語のみで、アップされて間もないですから、海外(クロアチア以外)で見てる人はまだ少ないのでは。
風邪気味で咳と頭痛があるので、短いですが今日はこの辺で。

Fa. Linđo - Ostav se više mora

Fa. Linđo - Na Neretvi vodi ladnoj

Fa. Linđo - Dobre djevojke

Fa. Linđo - Targačice, targojte ga hlodom

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2010年12月 5日 (日)

ドゥブロヴニク

今日は「アドリア海の真珠」とうたわれる世界遺産の町、ドゥブロヴニクの映像を。TBSの日曜夜の番組「世界遺産」が11時台にあった頃、出てきたことがあったと思います。地理的にはクロアチアの最南端の飛び地で、町並みだけでなく、ビーチの美しさでも知られています。
例のクラパ歌謡、この辺りでも歌われるのでしょうか。2日の3本目にタンブリツァが出ていましたが、形も奏法的にもマンドリンに似ていました。そこにはベネツィア文化の影響がはっきり出ていると言えるのかも知れません。

UNIQUE DUBROVNIK

Dubrovnik In Your Pocket - Dubrovnik, Croatia Highlights

Klapa Ragusa-Nemoj Kate

クラパ歌謡ではないと思いますが、ご当地のフォーク・グループのようです。クラパとはグループの意味。

Klapa Cambi ˛& Špiro Jurić- "Cvijet čežnje" (acapella).wmv

例のクラパ・ツァンビが検索(Dubrovnik Klapa Cambi)で出てきました。やはり段違いに上手いし、美しい歌唱です。

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2010年12月 3日 (金)

クロアチアの舞踊

タンブリツァ伴奏の民族舞踊はこんな感じです。この素朴で明るい調子は、隣のセルビアの舞踊音楽とかなり異なる印象が強いです。何と言うか、バルカンのちょっと危険な匂いがクロアチアの明るく伸びやかな音楽や踊りからはほとんど感じられません。セルビアの方はステップもバルカン的に込み入っていて、音楽も陰影深いものだと思います。言葉もほとんど同じなのにこの違い。これはカトリック文化のなせる業なのでしょうか。3本目はダルマチアの世界遺産の町として有名なドゥブロヴニクの踊りと歌。アドリア海側でもタンブリツァは使われているようです。

Croatian folk band from Peresznye

Croatian folk dance and singing Sivo Odoorn 1991

Traditional Folk Dance & Song Dubrovnik, Croatia!

Serbian Folk Dancing - Heritage Days

こちらはセルビアの踊り。前に一度アップした映像です。

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2010年12月 2日 (木)

タンブリツァ

例のタンブリツァについても沢山の動画がありました。クロアチアの国民楽器と言っていいでしょうか。この長棹リュート系弦楽器は、その名からすぐ類推できる通り、中東のタンブールに由来する楽器です。形は西アジア系ですが、奏でている音楽はというと、カトリック圏らしく、東欧と言うより西欧風な位の印象がある踊りの音楽の伴奏に用いられます。時にはギリシアのブズーキを連想させるようなフレーズもあります。当然中東の音楽のような微分音の出る細かいフレット構成ではなく、おそらく平均律に近いものと思われます。この楽器、地域的には北東部のスラヴォニア地方で特にポピュラーなようです。

Lowell Folk Festival Tamburitza 2

右の小さくて黒い楽器がタンブリツァ。一見トルコのジュラ(小型のサズ)に似ています。

Tamburica: Prim

基本的なフレージングから入って、段々と名人芸の域?まで。

Tamburitza
Hvarというのがどの辺か調べれば分かると思いますが、クラパ歌謡のようなコーラスの伴奏にも使われるようです。At the monestary in Hvar, Croatia.

prim1 0001

タンブリツァの製造過程やパーツの構造が分かる映像。5弦というのは珍しいと思います。よく見ると一番高い弦だけ復弦になっているので、実質4コースの弦楽器でした。

Söndörgő

タイトルから分かるようにハンガリー系の演奏家と思われます。クロアチア内のハンガリー系奏者なのか、ハンガリーに伝わったタンブリツァでの演奏なのかは不明ですが。

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2010年12月 1日 (水)

Ovo je Hrvatska

今年も後1ヶ月になりました。しかし、早いですね(^^; そろそろクロアチアの方に移動します。クロアチアと言えば、甲高い音色の弦楽器タンブリッツァを思い出しますが、この楽器は内陸部中心でしょうか。舞踊などの伴奏に多く用いられるようです。しかし、個人的に一番印象に残っているのは沿海部ダルマチアのクラパ歌謡です。ダンディで陽気なアカペラ男声コーラスの魅力は、何物にも代えがたいものがあります。まずは、そのクラパ歌謡と民謡から。

This is Croatia- Ovo je Hrvatska

クロアチアの美しい風光を紹介する映像だと思いますが、歌は民謡でしょうか。Hrvatskaとはクロアチア語での自称。

Lipa moja - klapa Cambi - Proglašenje pobjednika FDK 2000

大分前に一度アップしましたが再度。クラパ・ツァンビの歌うリパ・モヤは、英ARCからのCDに収録されていました。ダルマチアのクラパ歌謡の典型です。

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