バイオリン演歌 オッペケペー等
今日は往時の廓でも聞かれた演歌師の演奏を見てみましょうか。またもや驚きの映像がぞろぞろと見つかりました。2,3年前までは邦楽関係は全くお寒い状況でしたが、確実にyoutubeも増えてきました。タイトルのバイオリンと言うのは、正確にはヴァイオリンですが、どこかチープさの感じられる前者が似合っているように思います。松の内純邦楽の予定でしたが、どちらかと言えば流行り唄的な内容になりました(笑)
桜井敏雄「東京節」
最後の演歌師と言われた桜井敏雄氏のバイオリン演歌。92年頃にソニーから出たアルバム(残念ながら廃盤ですが)で、フォークシンガーのなぎら健壱氏と共演&対談していましたが、その頃のテレビ映像のようです。新旧の日本の語り芸の共演です。
バイオリン演歌(桜井敏雄)
桜井敏雄「オッペケペー節」
無伴奏ですが、演歌師の唄の代名詞のような、この曲を外す訳には行きません。
川上音二郎一座 [明治の流行歌]オッペケペー節[日本人最古の歌声]
こちらはオッペケペーの元祖川上音二郎一座の演奏。10年ほど前にSPから復刻されましたが、これも廃盤になってしまいました。川上音二郎一座には座長の妻、貞奴さん(マダム・サダヤッコ)もいました。以下はyoutubeの解説
1997年東芝EMIから発売「甦るオッペケペー」より
三代目桂藤兵衛/作 川上音二郎/演出 『オッペケペー節』
1900年(明治33年)パリ万博での川上音二郎一座の公演をイギリスのグラモフォン社が録音したもの。川上音二郎の声ではありません。
イギリスのEMIに保管され埋もれていたものが、1995年に再発見されました。
日本人最古の録音と言われていましたが、これより一ヶ月前に録音されたものが後に見つかったので、二番目に古い録音となってしまいました。しかし日本人の歌声としては最古のものではないでしょうか。
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