カロタセグとサトゥマールのチャールダーシュ
チャールダーシュの検索結果は、上位はほとんどがモンティのようです(笑) もしかしたら、「チャールダーシュ」とはモンティ作曲の固有の曲名、と勘違いされているのかと思うほど。まさかそんなことはないとは思いますが、びっくりです。
と言うことで、今日は他のチャールダーシュを上げておきます。それもとびきり鄙びた地方のものを(笑) ハンガリー文化の古層が残るエルデーイ(トランシルヴァニア地方)のカロタセグと、ハンガリー北東部のサトゥマール地方のチャールダーシュです。
サトゥマールも古いハンガリー音楽が残っており、チャールダーシュのような都市部の印象の強い音楽の比較サンプル(農村版)が聞こえてくるだけでなく、この地のロマの音楽家が古えのユダヤメロディを共有していて、その録音がフンガロトンから出ていたのも、ハンガリー音楽マニアの方はよくご存知と思います。そのユダヤ音楽家の多くはホロコーストで亡くなったので、ロマ楽士が記憶していることで辛うじて現代の我々の耳にも入ることになりました。残念ながら廃盤になりましたが、そんな貴重録音がフンガロトンには色々あります。
Kalotaszegi legényes és friss csárdás
SZATMÁRI CSÁRDÁS
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