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2011年1月24日 (月)

更にホルトバジーから

ジプシーの音楽も入っていてマジャールのみではなかったのですが、昨日の一本目はわくわくするような映像でした。似た路線で、やはり出来るだけマジャール色の濃いものを選んでみました。ホルトバジー含むプスタはハンガリーの農村文化を豊かに育んでいたことが映像からよく分かります。この農村風景は今も保たれているのでしょうか。気になるところではあります。
ウィキペディアのプスタの解説に「元々は広大な森林地帯が広がっていたが、ハンガリーがオスマン帝国に領有されていた時代に木々が伐採され、湿地帯と化し、洪水が絶えなかった。そのため、河川を改良したことで、結果的に乾いた大地へと変貌した。ハンガリーの東部では、ホルトバージ国立公園などのように国立公園に指定されている場所もある。」とありました。オスマン帝国時代に伐採されたという点は初めて知りました。森林のままだったら、ハンガリーの民謡も全然違ったものになったかも知れません。
表記についてですが、Hortobágyはホルトバジーと70年代頃は書かれることが多かったと思いますが、忠実に発音すれば確かにホルトバージです。プスタを代表するイメージが強いので、今日はHortobágyをタイトルに入れました。

502 Hortobágy "Lóra csikós lóra" archive photographs and singing from the Hungarian plain



これはj純マジャールの民謡だと思います。解説にもThe melody is a fine example of the Ugrian(ウゴル語派) descending styleとありました。バルトークの蝋管録音や作品では聞いた記憶のない歌ですが。

Nem úgy van most, mint volt régen

Én az éjjel nem aludtam egy órát ( Hungarian folk music )



いずれグループ別でも取り上げますが、来日歴もあるムジカーシュとマルタ・セバスチャンの演奏。この歌はマジャール的に聞こえます。ムジカーシュは確か90年前後に来日(@クラブ・クアトロ)して私も聞きに行きました。キングのユーロ・トラッドのシリーズが出た後位でしょうか。

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