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2011年1月17日 (月)

カーロー民族舞曲(コダーイ)

先日チーク・ゼネカルを見ていて偶然見つけた映像が二本目ですが、この曲は聞き覚えがあると思ったら、コダーイ作曲のカーロー民族舞曲でした。独唱から入るユニークなアレンジになっていますが、この曲は何度かアルバム名を上げていた「エチェル村の結婚式」というLP(洪HungarotonからCD有り)でハンガリー国立民族舞踊団が演奏していた曲で、アルバムの冒頭を飾っていました。77年に初めて聞いたハンガリー音楽のアルバムで、個人的に非常に懐かしく聞きました。ハーリ・ヤーノシュや無伴奏チェロと並んでコダーイで思い出す曲の筆頭です。
この曲の原題はKállai kettősと言いますが、この名で検索するだけでも夥しい数の映像が見つかります。同じ70年代からの一連のタンツハーズ(ダンスハウス)運動を通して継承されていた曲なのでしょう。個人的には冒頭のラッサン?部分の旋律美に昔まずやられました(笑)


以下に上記LP掲載の谷本一之氏の解説を引用しておきます。


1951年にコダーイがこのアンサンブルのために作曲したもので、ジプシー楽団の演奏スタイルを念頭に書かれた、ジプシー楽団を一回り大きくしたアンサンブルと混声合唱のための舞踊曲です。原題のKállai kettősはカーロ地方のペアの踊りと言った意味で、男女二人が向き合って踊るのが古い形ですが、今は男女の群舞で踊られています。使われている民謡は、コダーイが1938年にハンガリーの東部サボーチ・サツマール(Szabolcs-Szatmar.m)県のノジュカーロ(Nagykallo)で収集したものです。曲は単純な三部形式で、第一部はいかにもジプシー的装飾の多いヴァイオリンの旋律に乗って、女声と男声が交互に歌うゆるやかな舞曲、第二部はバグパイプの音の動きをもった速いテンポの舞曲、第三部は、はずむリズムで一気に駆け抜ける急速調の舞曲で曲をしめくくります。

Csillagszemű - Kállai kettős



これは演奏はハンガリー国立民族舞踊団のアンサンブルと合唱団でしょう。上記と同じ音源と思われます。一方、踊っているのは現代の踊り手でしょう。

Csík Zenekar - Kállai kettős dallamai



こちらがチーク・ゼネカルの演奏。

Kállai kettős

Kodály Z.: Kállai kettős

Lakatos Vilmo:Zenekai est: Kodály : Kállai kettős



これはジプシー楽団の演奏。器楽のみで聞かせる技の凄みが、やっぱりあります。

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