ビハリ・ヤーノシュ
フバイを取り上げたので、やはり19世紀に活躍したビハリ・ヤーノシュの音楽も見ておこうかと思います。ヤーノシュ・ビハリ (1764-1827)は、ジプシー・ヴァイオリン中興の祖にして後期ヴェルブンコシュ音楽の代表的作曲家。割と知られている話だと思いますが、90年代から大人気のロビー・ラカトシュは、ビハリ の直系の末裔の一人です。今日の一本目の映像は、ビハリが残した80曲余りの作品の中から5曲を選んでまとめられた「ビハリの思い出」(チャーンパイ編)という曲。この曲も例の「エチェル村の結婚式」に収録されています。ウィーン風のロマンティックな旋律とハンガリー音楽のエキゾチシズムが入り混じった魅力が感じられるかと思います。チャールダーシュ成立前の古き良き時代のハンガリー音楽と言えるでしょうか。
100 Violins - Hail to János Bihari - Live on an Hungarian TV
In Memoriam:Janos Bihari 3/1
ハンガリーのドキュメンタリー番組のようです。3本組
VERBUNKOS
ヴェルブンコシュの踊り。ビハリの曲ではなさそうですが。
Roby Lakatos kallai kettos
ロビー・ラカトシュがコダーイのカーロー民族舞曲(1月17日にアップしました)を弾いている映像がありました。日本でのライヴのようです。90年代にはこの辺はノーマークだったもので、知りませんでした。
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