更にSebő együttes
そろそろムジカーシュとかの方に行こうと思っていましたが、Sebő együttesが予想以上に素晴らしく、更に面白い映像が見つかりましたので、3日連続ですがアップしておきます。ハンガリーのタンツハーズ運動の御大二人と言って良いのだろうと思いますが、ハンガリーだけにこだわらず、広い音楽的視野を持っているのがよく分かります。しかも単なるミクスチャーに終わらず、一本筋が通っています。シェベーの多芸振り、ハルモシュのエルデーイの現地フィドル名人張りの演奏、どちらにも目を見張ります。マルタ・セバスチャンが右に座っているのを忘れるほどの存在感(笑) 彼らの年代故でしょうか。70年代を濃厚に感じさせる部分が今でも残っているように思います。
Sebő együttes - Szerelem, szerelem & Hol jártál az éjjel
冒頭のアカペラ二重唱から聞かせます。
Sebő együttes - Ugrótáncot jókedvemből
シェベーはここではハーディーガーディー(手回しヴァイオリン)を披露。タパンのような打楽器が入っていますが、これも一時オスマン帝国に入っていたハンガリーですから、おかしくはない訳です。
Sebő együttes - Tiszta szívvel
ルーマニアのパンパイプ(ナイ)も入った一曲ですが、これはどこの音楽になるのでしょう?
Sebő Ferenc / József Attila - Hetedik
75年のシェベーとヨーセフ・アッティラ。この頃から強烈です(笑)
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コメント
3曲目、何本(種類)の笛がつかわれているんでしょう!!
フルートに、ナイに、たて笛、斜め笛、あと、もう1本見えました。
ものすごく笛好きなのでもないのでしょうけれども、笛だけでないでしょうけれども、楽器が豊富ですね。
投稿: 百本八本 | 2011年2月21日 (月) 21時43分
百本八本様
パンパイプ、フルヤ?、クラリネット、フルートでしょうか。弦楽器も種類豊富で、旧オスマン帝国~オーストリア・ハンガリー帝国内の音楽文化が入り混じっているように思います。
投稿: Homayun | 2011年2月24日 (木) 22時56分