カールマン・バログのホラとマジャール
ハンガリーのツィンバロム名手バログ・カールマンの演奏に戻ります。彼はハンガリーの演奏家ですが、レパートリーはハンガリー、ルーマニアにまたがっています。ヴァイオリンでははっきりと両国の音楽の演奏スタイルが分かれる傾向が強いと思いますが、ツィンバロムの場合は意外な程にフレキシブル。ツィンバロム奏者と言うのは絶対数がヴァイオリンよりはるかに少ないと思うので、自然とこういう傾向があるのかも。つまり、引っ張りだこなのでしょうか(笑) しかし、カールマンほどの腕前を持っている人だからこそ、これほど多彩な活動も可能なのでしょう。
Balogh Kálmán: Hora
前半はルーマニアの舞曲ホラのホットな演奏。後半はハンガリーのチャールダーシュのフリッス(フリスカ)の部分。
Balogh Kalman Gipsy Cimbalom Band - Dunarol.mp4
バルトークがピアノ曲に使ったことでも知られる、いかにもマジャール的な民謡を元にした演奏。かなりジャズよりな感じです。
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