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2011年3月17日 (木)

南部牛追唄

未曾有の大災害から一週間経ちました。涙が枯れるほど悲しい出来事に呆然とするばかり。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。また亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。当ブログは東欧シリーズの途中でしたが、しばらく中断して、東北民謡(特に岩手、宮城、福島)の名曲の数々を鎮魂の曲として取り上げてみたいと思います。東北は民謡の宝庫として知られていて、筆者も子供の頃に明治生まれの祖父とキンカン素人民謡名人戦を並んで見ていたのもあって、耳馴染みの歌は多いです。
今日の南部牛追唄は、岩手でも秋田寄りの所の民謡ですが、牛追唄の代表曲として岩手だけでなく全国的に親しまれています。尺八だけの伴奏でしっとりと無拍で歌われる節は、現代人の耳にもしみじみとした味わい深いものだと思います。この唄に歌われる東北の豊かな田園風景が、一日も早く取り戻されることを祈って。
以下の曲目解説は、「日本民謡辞典」(東京堂出版)より



南部牛追唄

岩手県和賀郡地方の牛方の道中唄

南部地方は馬の産地であるばかりでなく、牛の放牧も盛んである。昔、南部藩の米倉地帯である沢内地方の米を運ぶのはもちろん、鉄道が敷けるまで、荷物の運搬は主に牛の役目となっていた。荷物を背にした七、八頭の牛を追っての旅に牛方たちがうたった道中唄がこれで、北上山地(九戸郡地方)で、放牧してある牛を追う時にうたう放牧唄(九戸牛追唄)とは別のものである。沢内村付近でよくうたわれたことから、沢内牛追唄とも呼ばれた。その起源については明確でないが、南部守行から利直のころの、三戸全盛時代にまでさかのぼるという。現在ではこの南部牛追唄が牛追唄の代名詞となるほど全国的に有名になっている。

南部牛追唄

南部牛追唄・Werner Müller



こちらはモダンな装いの演奏。

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コメント

じっくり聴き続けていきたいたいです。
よししくおねがいします。

投稿: 百本八本 | 2011年3月20日 (日) 08時26分

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