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2011年4月29日 (金)

ギリヤーク (ニヴフ)

ギリヤーク(Gilyak)とyoutube検索するとギリヤーク尼ヶ崎という人の映像が先に出てきますので、ギリヤークの自称ニヴフ(Nivkh)と入れるといくつか民俗資料として見れる映像(民謡含む)がありました。伊福部昭の歌曲「ギリヤーク族の古き吟誦歌」やアイヌと北辺の録音に出てくるギリヤーク人の映像を見るのは私は今回初めて。久々の感動です。
ここ数日書きましたが、ギリヤーク語は、シベリア先住の民が多く用いる古シベリア諸語の一つで、この語族の中でも近い言葉はない独立言語のようです。彼らはサハリン(樺太)とアムール川(黒竜江)の下流に住み、伊福部昭(ゴジラの音楽で有名)の歌曲集(カメラータ盤)解説の時点で約4千人ほどという少数民族です。かつては隣あって住んでいたアイヌの文化との関係も注目点です。彼らの民謡に追分的な細かいコブシはなさそうですが、どこか日本の民謡のベースに似た部分があるようにも思います。

Baba Lydia, récits et chants nivkhs.

the unstable language

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コメント

2本目の冒頭に出てくる、細長いらっぱは、先端を斜めに切った、中空の草の茎のらっぱでしょうか?
ずいぶん細くて、ずいぶん長いですね。
天をさして鳴らしていましたね。

投稿: 百本八本 | 2011年4月30日 (土) 10時12分

百本八本様
どうでしょうか。確かに何かの茎のようにも見えます。チベットのドゥンチェンか、スイスのアルペン・ホルンのような用途で用いられる、一種の信号ラッパのような笛でしょうか。音は分かりませんが、細長いという形状では似ています。

投稿: Homayun | 2011年5月 3日 (火) 01時05分

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