カムチャツカの民族
チュクチには口琴や太鼓からシャーマニックな歌唱もこなすパワフルな女性がいましたが、今回は日本との繋がりや何がしかのルーツを探りたいのが主目的ですので、次に行きます。今日はチュクチから南に下がってカムチャツカの先住民の音楽。この半島だけで日本列島より広く、ロシアの広大さを思い知らされます。4000mを越える美しい形の活火山が多いことでも知られていると思います。
民族はイテリメン人(カムチャダール)、エヴェン人、コリャーク人、アレウト人、チュクチ人、ユカギール人とロシア人などがいます。ロシア人以外はチュクチ・カムチャツカ語族に入るようですが、これは古シベリア諸語の一つ(昨日出てきた旧アジア諸語というのは古シベリア諸語の旧称でした)。ロシア人はもちろん、ウラル・アルタイ系民族が来るより前からこの地にいる先住民ということになります。伊福部昭の歌曲で知られる樺太のギリヤーク(ニヴフ)人の言葉もこの古シベリア諸語の一つ。ギリヤークについてはまた明日にでも取り上げます。
1,2本目はカムチャツカの民俗シリーズの内の2本で、3本目は北カムチャツカにいるコリャーク人の踊り。
Kamchatka Part I
Kamchatka x Etnic [part 6]
Koryak People
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