チュクチ
大陸と日本の伝統音楽との関連を探るには雲をつかむようなものかも知れませんが、モンゴル~アルタイに固定せず、シベリア東部関係で色々見ている内に何か見えてくるかも知れませんので、少しランダムに当たってみます。今日はシベリアの最東端のチュクチ。アラスカと向かい合っている場所です。この辺りは言語的にはアルタイ系ではなく(もちろんウラルでも)、旧アジア諸語に入ります。シャーマニズムの儀礼が比較的知られているかと思いますが、アルタイ系ではなくても、喉歌や口琴も聞かれます。アイヌとの繋がりが感じられますが、追分のルーツのような歌が聞ける場所ではないようです。
チュクチの音源はPLAYAからありました。Budaのシベリア・シリーズにも若干入っています。プラヤ盤では比較的耳馴染みやすい所もあって、それはロシア化の結果出てきているものでは。
Chukchi Shamanic Ritual from Siberia
Chukchi song "Nunlingran"
Russian Native Siberian Chukchi song
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コメント
うちわだいこ、自在ですね。
ばちはたいこをたたくもの、と思ってましたが、太鼓でばちをたたくのもありなんですね。
かういんでしょうね。
投稿: 百本八本 | 2011年4月29日 (金) 22時42分
百本八本様
枠太鼓は世界的にトランス音楽に使われることも多いようです。シャーマンのトランス状態が高まってくると、ばちに太鼓を当てるような動作も出てくるのでしょうか(笑)
投稿: Homayun | 2011年5月 3日 (火) 01時00分