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2011年4月15日 (金)

新日本紀行

一ヶ月程続けた東北の民謡シリーズ、今日で一まず終えようと思います。最後に、初めて聞く若い方でもどこか懐かしく感じられるであろう名曲を。NHKで1963~82年まで放映されていた新日本紀行のテーマ曲ですが、中学頃からよく見ていた番組ですので、私の場合二重三重に懐かしく、この郷愁を誘う調べにはいつも心打たれます。この困難な時期だからこそ、思わず涙も溢れました。冨田勲氏は故郷の風景を思い浮かべてこの曲を書いたそうですが、メロディとオーケストレーションの素晴らしさは勿論、遠くから聞こえるような拍子木の音が絶妙です。最近はこういう秀逸なドキュメンタリーがほとんどなくなってしまいました。寂しいことです。数年前に放映された「新日本紀行ふたたび」では瞽女さんが特集された回もあったようです。

昔から敬愛する日本文学者ドナルド・キーン氏が、今日TVで「日本国籍を取得し永住することになった」と話されていました。キーンさんは東日本大震災の被害に心を痛め、「大好きな日本に住み続けたい」と決意したそうです。「日本はこの困難を乗り越え、更に素晴らしい国になることでしょう」と語っていて、とても勇気付けられました。千年に一度の大災害とも言われますが、千年前にもそんな修羅場を先人達は潜り抜けてきている訳ですから、私達も出来ないはずはありません。
この曲が描写するような、豊かな田園風景が一日も早く東北に甦ることを祈念して。
明日から数日ブログをお休みしてから、心機一転、民族音楽の方に移動する予定です。

新日本紀行   テーマ曲    冨田勲

新日本紀行のテーマ

新日本紀行 BGM用

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コメント

子どものころ、親兄弟が新日本紀行をいつも見ていました。
私は番組を見たことはないのですが、音楽は、よく覚えていて、
後年、シンセサイザーの富田勲を聴くようになってから、この曲も富田勲の曲だというのを知って、探してきいたのを覚えています。

特に、3曲目の、強弱の感じが、思い出に貼りついていて、よかったです。

投稿: 百本八本 | 2011年4月16日 (土) 22時28分

百本八本様
いつも有難うございます。75年頃からリアルタイムで見てはいましたが、音楽があの冨田勲さんだと言うのを知ったのは90年代に入ってからだったように思います。
確か70年代から「展覧会の絵」とかのクラシック名曲をシンセでやられていたように思いますが。当時も1,2枚聞いた記憶があります。
3本目はベースの音がはっきり聞こえて良いですね。スコアをどこかで手に入れたいものです。SQ編曲などあればいいのですが。

投稿: Homayun | 2011年4月17日 (日) 20時55分

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