サハとブリヤート
シベリア北東部に位置するサハは、ソ連時代にはヤクートと呼ばれていました。たぶんヤクルトの語源なのだろうと思います。世界最寒冷地として有名で、ベルホヤンスクでの最低気温は70年代には世界一でしたが、今はどうでしょうか。
サハと言えば口琴のメッカとして有名ですが、サハ語がテュルク系に属していることは余り知られていないように思います。今日はサハの初回ですので、ブリヤートとの美観大会ということで、北の大地の余りに美しい景色をどうぞ。バックの音楽も、どちらもそれぞれの民謡調で良い感じです。ブリヤートの国土は35万平方キロでしたが、これは日本より2万平方キロ程小さいだけでした。ブリヤートだけで、ほとんど日本と同じ面積と言って良い位で、改めてシベリアの広大さに驚かされます。
Republic of Sakha (Yakutia)
いくつかの写真はエヴェンキ族のようです。
Buryatia/Бурятия
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コメント
サハの曲は、日本の「フォークソング」の頃を思い出しますて、なぜかなつかしい気持ちです。
ブリヤートの人たちは、低い声、好きなんですね。
後半の歌は、何度目かの登場だと思いますが、有名な曲なのでしょうか。
投稿: 百本八本 | 2011年5月28日 (土) 22時42分
百本八本様
サハの音楽は、テュルク的なフォーク調にロシアの歌謡性や楽器が入っていて、そんな所が懐かしさの出所でしょうか。
ブリヤートの低音は、やはりチベット仏教の影響でしょうか。2本目後半のメロディは、日本の我々にもぐっとくる良い旋律ですね。
投稿: Homayun | 2011年5月30日 (月) 00時47分