モンゴルのウズベク 追分ロード
ホーミーとオルティンドー、馬頭琴ばかりが有名なモンゴルですが、とても大きな国ですから、舞踊においては特に色々なヴァリエーションが見えるようです。今日は内モンゴルのものと思われる団体の舞台と、モンゴルの少数民族ウズベク族のものと思われる踊りを。後者ではペルシアのレングのような8分の6拍子の形が聞こえますし、一本目も昨日の遊牧民的な踊りとはかなり感じが異なります。頭上にお椀状の器を載せている点では、ウイグルとも共通しています。
追分ロードの件ですが、小泉文夫氏がイメージしていたのは、モンゴルのオルティンドーから西へは、中央アジア、北インド、ペルシア、トルコと、シルクロードの中心部に分布するコブシ豊かな歌を指していたのでしょうか。北東アジアで探す限りは、ほとんど近い歌唱技法を見出せないように思いました。日本の追分と、例えばペルシアのタハリール唱法などは、音楽的にはかなり違うと思いますが、コブシを多用するという点においては共通するとも言えそうです。前に奄美島唄のRikkiが世界のコブシを訪ねる番組で、イランでタハリールに触れるシーンがあったのを思い出しました。奄美島唄では裏声を多用するので、その点は共通していると言えるでしょうか。
Mongolian Dance - A Blessing from the Prairie 草原的祝福
This is a Mongolian Dance performed by HAN Chinese(few of them are Mongolian Chinese) in Chinese central television.という書き込みがありました。そういうことなのでしょうか。
Mongolian dance - Uzbek
こちらにはMongolia has an Uzbek minority in her western provinces, especially old times Khovd town. They were called "Chantuu"-s or "Sartuul"s.と書き込みがありました。音楽共々非常に興味深いです。
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