« オロチ | トップページ | シベリアのシャーマン »

2011年5月12日 (木)

Эвенки

ツングースとは、モンゴル、テュルク(トルコ)と並んで、アルタイ系3諸族の一つ。モンゴル高原に西から順にテュルク、モンゴル、ツングース(トゥングースとも)と並んでいて、離合・集散を繰り返していました。テュルクは多くが西へ向かい現在のトルコまで到達しましたが、ツングースは元々いたモンゴル高原とその東の興安嶺の辺りに現在も多くが住んでいるようです。
シベリアで最も人口の多いツングース系民族はエヴェンキのようですが、彼らは現在ではツングースの代名詞的な存在のようです。エヴェンキ自治管区は中部シベリアの非常に大きな面積を占めています。中国東北部のツングース系の満州族はもっと多いのではと思いますが、余り情報が表に出てこないように思います。
今日はエヴェンキの映像を見てみます。彼らは少数ながら中国東北部や、サハリンと日本にも住んでいるようです。彼らの音源は仏Budaのシベリア・シリーズにありました。非常に広大な領域に散らばって住んでいるので、エリアによって音楽もかなり差が出てきているようです。

Прекрасная Аолугуя

Ewenki / Evenks Song 鄂温克族民歌 - 毛傲吉坎河

Evenk round dance : delehintcho

Нелькан1-Эвенки.avi

|

« オロチ | トップページ | シベリアのシャーマン »

シベリア」カテゴリの記事

コメント

delehintcho。

サハの踊りによく似ていますね。
このタイプの踊りの文化圏って、あるんでしょうね。

うちわ太鼓の分布からは離れたのでしょうね。

投稿: 百本八本 | 2011年5月13日 (金) 20時52分

百本八本様
エヴェンキは、サハ(ヤクート)とブリヤートの間にいる民族だと思いますから、サハとの共通性も当然多いのでしょう。ツングースとテュルクで、アルタイの中での語族は違いますが。
あるいは、ロシアの影響のある部分で似て見えるところがあるかも知れません。

投稿: Homayun | 2011年5月15日 (日) 23時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Эвенки:

« オロチ | トップページ | シベリアのシャーマン »