ナイマン違いですが、もしや・・
ナイマンの名が出た所で、キリル文字でそれぞれどう綴るか見てみましたら、全く同じНайманでした。マイケル・ナイマンと言えば、イギリスの作曲家ですが、ユダヤ系であることもある程度知られていると思います。彼も家系としてはおそらく東欧系ユダヤではないかと思いますので、そこでまたハザールのことがふと脳裏に浮かびました。(昨日から浮かんでいましたが伏せていました(笑))
その類推経路は、突厥~ナイマン族~西遼(テュルク系?)~ウズベク、あるいはハザール~アシュケナジームという繋がりで、おそらく同じことをイメージした方もいらっしゃったのでは。~マンとつく名前にユダヤ系が多いのもよく知られたことですので多分偶然の一致だとは思いますが、もし言葉の表面上だけでも東方から来たものだったとしたら、非常に興味深いものがあるように思いました。
肝心のM.ナイマンのルーツについてよく分からないのと、現在のモンゴルにおいてナイマン族はどういうイメージで見られているのかが分からないのがもどかしいのですが、今日の所はyoutubeなどがもしあれば(できれば韃靼的な作品など)と、Найманで検索したところ、ロシアの音楽家と演奏しているものはありました。典型的な彼のミニマル調作品で、韃靼的ではありませんが、ノヴォシビルスクというのは良い線行ったかも(笑)
なおアシュケナジム・ハザール起源説を全面的に信用している訳ではありませんが、多少はハザール遺民がアシュケナジームに流入することもあったのでは位には思っています。
Майкл Лоуренс Найман "Взгляд на оптическую теорию"
"Markells Voices" choir ensemble. Conductor - Igor Tjuvayev. Andrey Turygin, saxophone, Novosibirsk String Quintet by Stanislav Ovchinnikov. Novosibirsk State Philharmonic society, 13.09.2010. Dedicated 100-years anniversary of mission by Hazrat Inayat Khan. Concert "Mysticism of Sound"
Sharav - Jargaliin naiman mori "Шарав - Жаргалын найман морь"
モンゴルのモリンホール(馬頭琴)中心の楽団が演奏しているのは、ナイマン族と関係があるように思いますが。
Б.Шарав - Жаргалын найман морь
Монгол Улсын Морин хуурын чуулга, Удирдаач АЖ Ц.Батчулуун
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