озеро байкал
せっかくバイカル湖の近くに来ましたので、「シベリアの真珠」と讃えられるバイカル湖の美しい自然に触れてみたいと思います。バイカル湖(ロシア語では今日のタイトルのオーゼラ・バイカル)の面積は琵琶湖の約60倍、瀬戸内海よりも広いようです。深さと透明度は世界一で、ここにしかいない淡水魚やバイカル・アザラシがいることでも知られます。
南西部から少し離れたイルクーツクが玄関として知られますが、周辺は完全にブリヤート共和国に入っているようです。昨日の歌は何とも不思議でしたが、バイカル湖の東と西とでは、ブリヤートの文化にかなりの違いがあるそうで、首都ウラン・ウデのある東側では、ブリヤート固有の文化を維持しているのに対し、西側は生活がロシア化され、ロシア人との混血も進んでいるとのこと。昨日の歌はやはり西側の民謡になるのでしょうか?
バイカルの辺りも19世紀までは流刑地として知られ、流されてきたデカブリストや政治犯はインテリ揃いですから、日本でもよく知られる「バイカル湖のほとり」(今日の4本目)なども彼らが作ったと言われています。一般には1947年の映画「シベリア物語」の挿入歌として知られていて、日本のうたごえ運動で盛んに歌われました。
BAIKAL.БАЙКАЛ
озеро байкал (オーゼラ・バイカル)
Байкальское лето (バイカルの夏)
По Диким Степям Забайкалья-Лидия Русланова
ブラジャーガという名でも知られる「バイカル湖のほとり」。こういう歌い方が本来のものかも知れません。リディヤ・ルースラノーヴァの歌唱。年代は不明ですがヒストリカル・レコーディングでしょう。
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