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2011年6月27日 (月)

カンテレとグースリ

フィンランドのカンテレと言えば、日本のワールド・ミュージック・ファンの間でも人気の高い楽器でしょう。ウィキペディアによると「三角形の板に5本の弦を張ったカンテレは、ツィターの成立以前、2000年前にはすでに最古のカンテレが存在したという説もあれば、その歴史は1000年もないと主張する説もあり、今のところ定説はない。」とありました。弦の数は5弦から39弦まであるそうです。グースリの記事にも5弦のものが出ていましたし、ロシア内のウラル系民族の間でも使われているということになると、ルーツはロシアに住むフィン・ウゴル系民族にあるのかも。更にその元を辿れば、アラブのカーヌーンや中世イランのチャングなどに行き着くのかも知れません。ロシアのドムラのルーツがカザフのドンブラで、モンゴルの侵入と共に持ち込まれたらしいのですが、それと似たケースのように思います。

Martti Pokela - Pour Elam (Ziemeļbriedis), Sanita Sprūža



こうやって並べてみると、グースリとの類似性は明確だと思います。カンテレの巨匠として有名なマルッティ・ポケラの曲でしょうか。ルーツはどうあれ、カンテレは北の地で磨きぬかれた清冽な音色の美しさを持っています。

Gusli-Гусли Как под яблонькой



このグースリはアラブやトルコのカーヌーンに見た目はそっくりです。ここで演奏されているのは、カマリンスカヤでしょうか。

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