再びマリ(チェレミス)へ
サモエードにはまだ色々な言葉がありますが、分部域が広い割りにいずれも人口は少ないです。北部サモエード語には、ネネツ語、エネツ語、ガナサン語、ユラツ語(死語)が、南部サモエード語にセリクプ語(オスチャーク・サモエード語)、カマス語(カマシン語:死語)、マトル語(モトル語:死語)、コイバル語(死語)があります。(ウィキペディアのサモエード諸語参照)ネネツ以外のサモエードの音楽関係の映像もロシア語まで使って検索すれば何か出てくるかも知れませんが、しばらくフィン系に戻そうかと思います。モルドヴィンは数日前に見ましたので、マリを当たってみます。このブログを始めた頃にヴォルガ中流域は一通り回りましたが、その後また増えてると思いますので。
マリ・エル(旧称チェレミス)にもカンテレのような楽器があることを今日のビデオで思い出しました。一本目の25秒辺りで婦人方が持ち歩いている楽器がそれだと思います。オランダのPanからの「母なるヴォルガ」のジャケットを飾っていました。一昔前にはマジャール音楽のルーツの地と言われたこの小国には、5音音階のメロディが多く、アジア系なのかヨーロッパ系なのか判別のつかないような顔立ちの人が目立ちます。同じフィン系のモルドヴィン、コミや、テュルク系のチュヴァシ、タタール、バシキールなどとの違いや共通性については、確か07年暮れ頃に少し触れましたので、是非併せてご覧下さい。
MARI SONG FESTIVAL
MARI TRADITIONAL WEDDING
前にアップしたかも知れませんが。冒頭のアルペンホルンのような笛が非常に気になります。
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