イムレ・カールマンのコダーイ無伴奏
ヴォルガ中流域のマリの民族音楽が続きましたので、この辺でちょっとクラシックを入れてみます。昨日も名前の出てきたハンガリーの作曲家コダーイですが、代表作の一つ無伴奏チェロ・ソナタは、大分前にヤーノシュ・シュタルケルの豪快な名演でアップしました。また、08年の夏くらいでしたか、チェロの枠でJ.S.バッハのシャコンヌ(原調であるD durでのチェロ独奏版)を取り上げましたイムレ・カールマンさんが、コダーイの無伴奏チェロ・ソナタをyoutubeにアップしたと聞きましたので、今日はその映像です。(比嘉さん、情報有難うございますm(_ _)m)
ハンガリーの民謡が素材として豊富に取り入れられ、左手のピツィカートや重音奏法などの超絶技巧を駆使して、バグパイプやターロガトー(ハンガリーやルーマニアの民俗的クラリネットの一種)、ツィンバロムのような民族楽器を模倣しています。民族舞曲ヴェルブンコシュの様式を踏まえているとのこと。低弦2本のG線とC線を半音下げて調弦する(本来はC-G-d-a)スコルダトゥーラ(変則調弦)が取られていることも、チェロを弾く者を容易に寄せ付けないものがあります。
シュタルケルにも引けを取らないイムレさんの華麗で正確な演奏に見入ってしまいました。今の所上記模倣箇所の多い3楽章だけのようですが、1,2楽章もいずれアップされるでしょうか。イムレさんはセルビア出身のハンガリー系チェリストで、おそらくハンガリー人の多いヴォイヴォディナのご出身では。前にも書きましたが、イムレという名前はオスマン的な響きですが、カールマンの方はこれまた実にハンガリー的な名前です。
Imre Kalman - Kodály Cello Solo Sonata op. 8, III Mvt
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