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2011年9月25日 (日)

レントラー 民俗音楽とクラシック

ちょうど今はバイエルンの州都ミュンヘンでビール祭、オクトーバーフェストをやっている時期ですので、もう少しドイツで続けようかと思います。レントラーは3拍子のフォークミュージックで、ウィンナワルツとも兄弟(レントラーが兄?)のような舞踊音楽。ワルツのようなすました所はなく、もっと南ドイツ的な人懐っこさを感じます。ツィターだけでなく、ボタンアコーディオンでの演奏も多いようです。
レントラーと言えば21日に書きましたようにクラシック作品でよく聞きますが、現在では元の民族舞踊はそんなに演奏されることもないのか、と思っていましたら、とんでもなかったです。クラシック作品では高度に磨き上げられたレントラーになっていると思います。ブルックナーやマーラーの作品では、スケルツォ楽章(大体第3楽章)でレントラーのリズムがよく使われていました。

Anton Karas - Ländler (Zither)



映画「第三の男」のテーマ曲で有名なアントン・カラスのツィターによるレントラー。

Mosibuebä - Frävler-Ländler



楽しげなアコーディオン・トリオが聞きものですが、コントラバスはほとんどダウンボウだけなのが不思議(笑) 上げ弓も使えば楽な気がしますが。

The Sound of Music - Ländler

ミュージカルSound of Musicでレントラーが出てくるシーン。東欧系ユダヤ出身のロジャース&ハマースタインがレントラーを書いている点に注目でしょう。

Alfred Cortot plays Franz Schubert Ländler, op. 171



フランスの往年の名ピアニスト、アルフレッド・コルトーの弾くシューベルトのレントラー。

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コメント

 何度も聞きました「第三の男」のテーマ。映画は曲を聞いてから見に行きました。
 違う曲なのに、ああ、そうと知って聞くと、第三の男の音色だなあ、と。

投稿: 百本八本 | 2011年9月26日 (月) 23時55分

百本八本様
最近の若い方は「第三の男」と言っても通じ難いかも知れません。あの曲も近頃は耳にする機会が少ないですね。
楽器はチロルの方のものだと思いますが、「第三の男」にはウィーンの大衆音楽シュランメルンの影響があるように思いますが。

投稿: Homayun | 2011年9月30日 (金) 00時39分

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