プロシア語
一ヶ月前までは追分ロードを辿って大陸へ出て、アルタイ~ウラル諸族の音楽を巡ってシベリアを西進、ハンガリー・ルーツの地を当たった後は、ウラル・アルタイではなく古い印欧語族の一つ、バルト語派のラトヴィアのコクレやリトアニアのカンクレなどを見ておりました。
往年の東プロイセンの先住民族プロシア人は、ドイツ語やロシア語ではない、バルト語派のプロシア語を話していたと言うのは前に見た通りです。この死語になっているプロシア語の聞ける興味深い映像がありました。確かにゲルマン、ラテン、スラヴのいずれでもない微妙な音です。
ドイツ語圏のバルト語やスラヴ語(カシューブなど)をこの後少し巡ってみようかと思っています。映画「ブリキの太鼓」や哲学者カントの生まれた町ケーニヒスベルク(現カリーニングラード。 ロシア連邦の飛び地)を思い出させる土地です。
Old Baltic prussian languageListen
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コメント
なんとも魅力的な響きですね
投稿: 笛吹khanom | 2011年9月 9日 (金) 20時35分
笛吹khanom様
コメント有難うございます。ラテン語かポルトガル語あるいはエスペラント?に似た感じにも聞こえる部分がありますが、一番近くのスラヴ語との近似性など、色々つかみどころがありそうです。
印欧語をケントゥムとサテムに分けると、バルト語派はサテムに入るので、スラヴやイラン語と同じになりますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%86%E3%83%A0%E8%AA%9E%E6%B4%BE
投稿: Homayun | 2011年9月10日 (土) 00時48分