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2011年10月 9日 (日)

Erzherzog Johann Jodler

今日はスイス側のヨーデルも少し見てみましょう。「ヨハン大公のヨーデル」(Erzherzog Johann Jodler)は、確か中学頃の音楽の時間に登場しました。日本ではヨーデルの代表曲として知られているように思いますが、派手にアレンジが入ったものよりも、独唱でしっとり歌ったものが、とても良い感じでした。

スイスでは、アルプごとに異なるヨーデルの伝承があって、元はこの曲もその一つなのでしょう。歌の内容によってツォイエリ、ルッゲセリなど、ヨーデル以前からの呼び名がありますが、宗教的とされるツォイエリの録音が、以前ユネスコから出ていました。(Auvidis UnescoのCD「アペンツェルのツォイエリ」 廃盤) カウベルが耳に優しく響き、牧童たちがアルプや村々を静かに歌い歩く姿が目に浮かぶ名盤でした。ツォイエリは「スイスのなまはげ」のようなものだと聞いたことがありますが、アルプでの孤独を紛らわし、自然の驚異や、悪魔を追い払うと言われる、ヨーデル本来のしなやかな強さも確かに聞き取れました。

ヨーデルは、牧童たち、更には人間と家畜の連絡手段として発達した歌唱法ですが、アルプス地方でも、スイスのイタリア語圏・フランス語圏などのドイツ語圏以外では、ヨーデルはほとんど歌われていない点が、とても興味深い所です。ロマンシュ語ではどうなのでしょうか?

Monika Kaelin - Erzherzog-Johann-Jodler 1997

Hilde Ott - Erzherzog Johann Jodler

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