グールドのピエロ・リュネール Live
変奏のモチーフ、あるいはメロディすら感じさせるM.R.モルタザヴィという恐るべきトンバク奏者の動画を見つけましたが、今回はトンバクに深入りせずまたの機会にして、一昨日のテーマに戻ります。
何とグレン・グールドがピアノで参加(おそらく指揮兼)したシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」の動画がありました。TVに映る映像(ビデオ?)を撮ったものですが、冒頭の「月に酔う」から、どんな風に演奏していたかが分かります。ソニーからの録音には第1部の7曲のみ収録されていました。94年リリースのようです。グールドの「ナポレオンへの頌歌」やピアノ作品集などは前から知っていましたが、ピエロもあったとは、全くチェック漏れでした。グールドらしいタッチに酔いました。Patricia Rideoutのシュプレッヒ・シュティンメも良いです。
Glenn Gould and Patricia Rideout: Schoenberg Pierrot Lunaire
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コメント
グールドの「ピエロ」!独奏曲と「架空庭園の書」しか知らなかった。耳洗われる磨かれきったアンサンブル!研ぎ澄まされたアーティキュレイション!
投稿: 佐々木隆洋 | 2011年11月27日 (日) 19時03分
佐々木隆洋様
LPの頃からピアノ独奏やナポレオンへのオードなどは出ていましたが、2枚組にカップリングされて94頃にひっそりとピエロ入りで出ていました。リリースがこの時だけだとしたら、知らない方が多いかも知れません。
ただ第一部だけなので、少々不満です。個人的には幻想的な(後半のようにどぎつくない)第一部が一番好きなのですが、できれば第二部の「夜」も聞いてみたかったです。
投稿: Homayun | 2011年11月28日 (月) 17時52分