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2011年10月27日 (木)

糸弾きヴァイオリン

ワラキアのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスは、もう何度も来日して白熱のステージを見せてくれました。プリマ・ヴァイオリニスト、カリウの超絶技巧も勿論聞きものですが、今は亡き長老、ニコラエ・ネアクシュの味のある演奏はいまだに忘れられません。00年の初来日以来4回生で見ましたが、ネアクシュ爺さんの芸を拝めたのは最初の2回だけでした。Ocoraの「ワラキアのジプシー音楽」の頃のような鬼気迫るテクニックではなくても、しわがれた歌声とヴァイオリン共に、実に味わい深く、特に人気を集めたのは糸弾きプレイでしょう(笑) 2本目がその映像。DVDでも「外国ではこれをやるとうけるぞ~」と子供達に話して聞かせていました。
その糸弾きヴァイオリンですが、ユダヤの方でもやっているサンプルを見つけました。ユダヤ楽士とロマ楽士の共存を証明するような内容のようです。ところでこの映画Zug des Lebens、日本では公開されたのでしょうか? 昨日のルスティッヒ・ザインも同じ映画のワンシーンでした。

Klezmer meets Polka and Dance


 
Eine der wildesten Szenen aus dem Film "Zug des Lebens" (Train de vie). 糸弾きに続いて、「ロメーニャ・ロメーニャ(ルーマニア・ルーマニア)」の一節も聞こえます。ヴァイオリンでは分かりませんが、歌ではニャロメ・ニャロメと聞こえる曲です(笑)

Mondomix présente : Taraf de Haïdouks


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