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2011年11月17日 (木)

ライサダートのセタール弾き語り

イラン古典音楽の女性歌手と言えば、ファーテメ・パリーサーやマルジェなどの名がまず上がると思います。ラジオ・ダルヴィーシュではデルキャシュなどもよくかかりますが、彼女は軽古典の方でしょう。
セピデー・ライサダートはおそらくまだ30台でしょうか。一本目の初めの方に写真も出てきていますが、9歳の頃からパリサーの元でラディーフを習い始め、その後はメシュカティアンやロトフィに師事したということで、これは正にペルシア古典声楽の王道を行く若手歌手の登場と言って良いでしょう。一本目には弾き語りやインタビュー、彼女を中心としたグループ・レッスンらしき映像が確認できます。2本目では確かに往年のパリサーの歌唱を彷彿とさせます。
その後ボローニャ大学で民族音楽学を修めて以来、現在はイタリアを中心に活動しているようです。(それで昨日のアンサンブルのメンバー編成も納得) 現在探究されているのは、イスラーム以前のササン朝の頃のイラン音楽の伝統だとか。成果が発表されるのが楽しみです。
参照盤:例のBuda盤
個人的に、彼女の瑞々しいアーヴァーズとタハリールには、好感度☆☆☆☆です。

Sepideh Rais Sadat

Sepideh Raissadat London


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