Maramures Jewish Tunes
金曜にはマラマロシュ(マラムレシュ)のユダヤ音楽についてちょっと書きましたが、Maramures Gypsyとyoutube検索したところ、ムジカーシュの「トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」のテーマそのものの映像が出てきました。1曲目はこのアルバムの収録曲そのものです。金曜に書いた直後に見つかって非常に驚き、すぐにアップしたかったくらいでした(笑)
正確に言えば、そのアルバムを作るきっかけになったジプシー音楽家自身ではなく、兄弟か家族なのかも知れません。「トランシルヴァニアの失われたユダヤ音楽」の解説には、教わったジプシー老音楽家の名はGheorghe Covaci(ゲオルゲ・コヴァチと読むはず)と出ていましたが、youtubeの方はNicolae Covaci(ニコラエ・コヴァチ)となっています。彼は1921年生まれと言うことなので、2011年の収録当時、何と90歳という高齢のお爺ちゃんです。音は荒々しく、テクニックにも衰えは見えますが、この節回しは往時のユダヤ音楽家の手をそのまま写しているように思います。伴奏ヴァイオリンには、ディ・ナイェ・カペリエなどの現役クレズマー音楽家が登場しています。
今日はまた最近では特別に驚いた映像でした。
Maramures Jewish Tunes: Jake Shulman-Ment and Nicolae Covaci
Nicolae Covaci of Dragomiresti is the oldest living Maramures folk fiddler. Born in 1921, he has been playing dances since 1929. He is possibly the last of the Gypsy musicians in Maramures to have actually played with Jewish musicians in the years before the holocaust and maintains a wide repetoire of Jewish tunes as well as archaic Maramures fiddle styles. Here he plays a set of Jewish tunes with New York fiddler Jake Shulman-Ment, May 14, 2011.
Jewish tune from Maramureş
Jewish tune from Maramures played by Nicolae Covaci in Dragomireşti in Maramureş and Bob Cohen from Di Naye Kapelye
Jewish tune from Maramureş
Maramures Fiddle: Dragomiresti
Maramures Fiddling: Nicolae Covaci, Dragomiresti
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